2007 International CESがまもなく米国のラスベガスで始まる。正式な開催期間は米国時間の1月8日から11日であるが、事前に行われるセッションは早くも現地時間の6日から開始する。準備が進むメイン会場の風景交えながらCESの見どころを紹介しよう。
2007年のCESは40回めという節目でもある。それを意識した……、というよりは時代の流れかもしれないのだが、今年のCESは2006年のCESと「何かが違う」と感じさせる。その典型的な兆候が基調講演に見ることができるだろう。2006年の基調講演にはインテルのポール・オッテリーニ氏、ソニーのハワード・ストリンガー氏、Googleのラリーペイジ氏と、デジタルの開発側に立つ企業が顔をそろえていたが、今回のCESでは、ディズニーのCEOにCBSのCEOといった完全なる「コンテンツの供給側に立つ企業」が登場する。
「開発側に立つ企業」からは、DELLのCEOであるマイケル・デル氏、そして、恒例となった開催前夜の基調講演にビル・ゲイツ氏が登場する。ただ、マイケル・デル氏の基調講演は午前に行われるもので、「本日のメインイベント」ともいうべき夕方の基調講演は8日も9日もコンテンツ供給の企業が行う。このあたりが節目の年を迎えたCESに「何かが違う」を感じてしまう理由だ。
2006年のCESでは「実用化が始まった次世代光学ドライブ」「デュアルコアCPU」といった新世代のハードウェアが注目されたが、すでに安定期に移行したともいえるこれら新世代のハードウェアに供給される“コンテンツ”に2007年のCESでは注目が集まることになるのだろうか。
とはいえ、2006年のCESでも話題となった「新作デジカメ」や「Quad SLI」などのように、今回もCESに合わせて新しい製品が登場することは間違いない。ITmediaでは基調講演や各種セッション、展示ブースの現地リポートをITmedia +Dの各チャンネルを中心に連日掲載する。
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