「2007 International CES」2日目の1月9日、American Honda Motor(ホンダ)が「ASIMO」のデモンストレーションを公開した。国内ではすっかりお馴染みの“走るASIMO”だが、意外にも北米遠征は初めて。集まった報道関係者を前に立派な駆け足を披露した。
今回登場したASIMOは、2005年12月に発表された「ASIMO 2005」。時速6キロメートルで走ることができるため、海外では通称“ASIMO Type R”などと呼ばれているらしい。ホンダは「インテグラ」などスポーティカーのスペシャルモデルとして“Type R”をリリースしている。
ステージでは、同社ASIMOプロジェクトリーダーのStephen Keeney氏とアシスタント・バイス・プレジデントのJeffrey Smith氏がASIMOの機能や開発の歴史を紹介したあと、早速デモンストレーションに入った。カニ歩き、片足立ち、ダンス、通常走行、旋回走行、さらに階段昇降と大サービス。なかでも集まった人たちの関心を引いたのはASIMOのバランス感覚のようで、走行や片足立ちでは大きな歓声とフラッシュの光がASIMOを包んだ。

ASIMOは通常歩行時で時速2.7キロメートル、走行時で時速6キロメートル、旋回走行は時速5キロメートルという移動能力を持つ。走行というより、“小走り”といったほうが適当かもしれないが、とにかく軽やか
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