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メタブレイン・プロ搭載の上質な小型画面――20V型ハイスペック液晶「REGZA」

» 2007年01月10日 16時00分 公開
[ITmedia]

 東芝は1月10日、液晶テレビ“REGZA”新製品として20V型「20C2000」を発表した。2月1日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は11万円前後になる見込み。

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 新製品の最大の特徴は、なんといっても20V型という“小サイズ画面”に同社の最新フラッグシップ液晶テレビで使われている高画質エンジン「新メタブレイン・プロ」を搭載している点。47V型フルHDをも美しく映し出せるスペックを持った映像エンジンを20V型に搭載することで「大画面そのままの美しさを小型画面でも楽しめる」(同社)という“こだわりのテレビ”に仕上がっている。

 もちろん、メタブレイン・プロならではの肌色/中間輝度/白/黒それぞれの質感をリアルに表現する「質感リリアライザー」、入力信号をリアルタイムに分析・処理してリアリティに富んだ色表現を再現する「新カラーイメージコントロール・プロ」、従来比16倍の精度の映像処理を行う「バス幅14ビット精度高画質化機能」、綿密で滑らかな階調表現が可能な「魔方陣アルゴリズム・プロ」などにより、REGZAの特徴である「“質感”までも映し出す描写力」をしっかりと継承しているという。

 特にデジタル放送のMPEGデコード処理には、水平方向の画素を間引くことなく処理する「MPEG-HDフルデコード」機能を搭載。放送本来の綿密なハイビジョン映像をリアルに再現できるという。映像メニューも「あざやか/標準/映画」に「テレビプロ/映画プロ」というこだわりのモード2つを加えた5モードを装備した。

 チューナーは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1基ずつ装備。液晶パネルは大画面REGZAシリーズで好評の広視野角なIPS液晶パネルを搭載(視野角は前後左右178度)。ボディはつや消しブラックに全面微細穴を配した「ミニマルディンプルフォルム」を新たに採用した。

photo つや消しブラックに全面微細穴を配した「ミニマルディンプルフォルム」

 インタフェースも小型テレビらしからぬ充実振り。HDMI端子は2系統備えたほか、D4×1、ビデオ入力×2、光デジタル音声出力×1、LAN端子×1など豊富な入出力端子を備えている。またHDMI端子はDVI-I変換ケーブル(別売)によってPC接続にも対応している。

photo HDMI端子は2系統装備

 リモコンも大画面REGZAシリーズと同じ「レグザリモコン」を採用。シンプルでデザイン性に優れているだけでなく、BS・地デジ独立ダイレクトボタンや各ボタンの中央をラウンドさせた形状など、操作性にもこだわっている。

photophoto カッコよくて使いやすいレグザリモコン

 そのほか、横軸に放送局名、縦軸に時間を配した見やすいEPG(電子番組表)を搭載。本体サイズは516(幅)×251(奥行き)×405(高さ)ミリ・重さ約8.9キロ。スピーカーは「20V型としてトップクラス」(同社)の4×12センチの大型スピーカーを搭載し、パルスフィードバック回路方式のデジタルアンプを組み合わせるなど音質も重視している。

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