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ブルース・ウィリス主演のサスペン・アクション「16ブロック」が、2月2日にDVD化される。価格は3990円。なお、Blu-ray Disc版も4980円で同時リリース。DVDの特典はリチャード・ドナー監督のオーディオ・コメンタリー他、ブルース・ウィリスとデヴィッド・モースのインタビュー集、オリジナル劇場予告編集を収録。
ニューヨーク市警のベテラン刑事ジャックは、捜査中の事故で足を悪くし、今では酒浸りの日々を送っていた。ある日、彼は帰り際に上司から簡単な仕事を頼まれる。それは16ブロック(約1.6キロ)先の裁判所に証人エディを護送するという簡単なものだった。しぶしぶ引き受けるジャック。だが、彼らはその途中で突然何者かの襲撃を受ける。聞けば、エディは警察内部の不正を目撃したという。証言開始まで約2時間。2人の命懸けの逃亡劇、険しく長い16ブロックの道のりが始まった!
かつて「ダイ・ハード」では高層ビル、空港、そしてNYを救い、「アルマゲドン」では地球をも救った男、ブルース・ウィリス。ここではそんなヒーローの面影はなく、目つきはうつろに、落ちぶれ感たっぷりの中年刑事を見事に体現。まさにダイ・ハードマンのその後を思わせる。
証人エディに「銀河ヒッチハイク・ガイド」などにも出演しているラッパーのモス・デフ。終始しゃべりまくっているが、どん底の人生から再起を願うという何とも味のある役どころを好演。
彼と行動を共にすることで、ブルース・ウィリスの心に変化が生じていく。一難去ってまた一難というスリル満点の物語に、テンポ良い会話劇を融合し見応え十分。「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー監督だけに、この手のバディ・ムービーは手慣れたものだ。共演は「交渉人」「アトランティスのこころ」のデヴィッド・モース。
ニューヨークの雑踏を駆け巡るチェイスや、古びたアパートでの銃撃戦、路線バスを乗っ取っての大暴走など、アクションも実に多彩。ほぼリアルタイムで進行する「24」方式も、緊張感を加速させる。
今夏には12年ぶりのシリーズ最新作「ダイ・ハード4」の公開も控えるブルース・ウィリス。少々強引な展開ながら、捨て身の戦法でニューヨーク・サバイバルを切り抜ける彼の活躍と生き様から目が離せない。
関連サイト:http://www.sonypictures.jp/homevideo/16blocks/index.html(公式サイト)
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