ITmedia NEWS >

薄型テレビ、新モデルのポイントは「高画質」に液晶/プラズマテレビ販売ランキング(1月8日〜14日)

» 2007年01月26日 18時26分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  1 シャープ LC-32BD1 2006/3/1 オープン
2  2 シャープ LC-20EX1 2006/3/15 オープン
3  3 ソニー KDL-20S2500 2006/11/10 オープン
4  5 シャープ LC-32GH1 2006/9/1 オープン
5  4 ソニー KDL-32V2500 2006/11/10 オープン
6  7 ソニー KDL-40V2500 2006/10/20 オープン
7  8 シャープ LC-37GX1W 2006/9/1 オープン
8  9 日本ビクター LT-32LC85 2006/9/1 オープン
9  18 シャープ LC-20AX6 2006/4/21 オープン
10  14 松下電器産業 TH-32LX60 2006/2/1 オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

順位 前回 メーカー名 型番 発売年月日 標準価格
1  1 松下電器産業 TH-37PX60 2006/7/1 オープン
2  3 松下電器産業 TH-42PX60 2006/7/1 オープン
3  2 日立製作所 W37P-H90 2006/9/1 オープン
4  5 日立製作所 W37P-HR9000 2006/4/29 オープン
5  6 松下電器産業 TH-42PX600 2006/4/15 オープン
6  4 日立製作所 W42P-HR9000 2006/4/29 オープン
7  7 松下電器産業 TH-37PX600 2006/4/15 オープン
8  8 松下電器産業 TH-50PZ600 2006/9/1 オープン
9  9 松下電器産業 TH-50PX600 2006/4/15 オープン
10  10 パイオニア PDP-427HX 2006/6/1 457143

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 液晶テレビランキングにパナソニックの「TH-32LX60」、シャープの「LC-20AX6」がランク外から登場したほかは、液晶/プラズマともに動きが少ない。年末の商戦期が終わり、販売の一段落した時期であることも動きの鈍い要因だろう。ただ、年始にラスベガスで行われた「International CES」では、各社とも積極的に薄型テレビの製品発表を行っており、活気にあふれていた。

 展示会場を見る限り、一定(液晶ならば37V、プラズマならば46V)以上の画面サイズにおいてはフルHD対応は当たり前という印象。各社は次の差別化要因として、動画応答性やコントラスト比、色再現性範囲の向上といった、「映像の美しさ」を大きくアピールしていくようだ。

photo x.v.Colorで色再現性を向上させたBRAVIA

 国内各社はまだ2007年度モデルの発表を行っていないが、液晶パネルの倍速駆動や中間フレーム生成技術などの高画質化技術は以前から存在しており、技術的にはそう目新しいものではない(一部は既に実装されている)ので、おそらく夏前に発表されるモデルは多くがこうした高画質化技術を搭載してくるだろう。

 ここで着目すべきは、フルHDパネルにこうした高画質化技術を組み合わせてくると予想されることだ。高画質化技術といってもさまざまだが、パネル画像が向上すればするほど画像処理プロセッサへかかる負担は大きい。事実、既に倍速駆動パネルモデルを市場へ投入しているメーカーによれば、「以前からフルHDパネルにこの技術(倍速駆動)を組み合わせたいと思っていたが、プロセッサパワーが絶対的に不足していた」という。

 また、「画質」という絶対的な指針が存在しないジャンルで競争が発生すれば、メーカーや製品シリーズごとの個性が鮮明になるはずであり、個性を持たない製品はより激しい価格競争にさらされることになるだろう。そうした意味では今後登場する各社の新製品には、各社それぞれが“薄型テレビ”で目指す方向や意気込みが込められているモデルになるはずだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.