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ヤマハ、32型からのTVにマッチする省スペース型“ワンボディ5.1ch”「YSP-900」

» 2007年02月15日 13時42分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは2月15日、ワンボディで5.1chサウンドを作り出すデジタル・サウンド・プロジェクターの新製品「YSP-900」を発表した。2月22日から発売する。価格はオープンで、実売想定価格は9万4800円。

photo “ワンボディ5.1ch”新製品「YSP-900」。カラーはシルバー(上)とブラック(下)の2色をラインアップ
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 「YSP-800」(2005年9月発表)「YSP-1100」(2006年10月発表)と同じく、本体内に多数のスピーカー(YSP-900は2列/合計21個)とデジタルアンプを内蔵。音をビーム状に再生し、壁の反射によって仮想スピーカーを作り出す「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」によって、ワンボディながらも5.1chサラウンドの再生を可能にする。

 サイズは800(幅)×115(奥行き)×153(高さ)ミリ・重さ約9キロで、32インチ以上のTVとの組み合わせにデザインマッチするボディサイズとなっている。

 視聴位置からリモコンのボタンを押すだけで位置を特定し、その場所を最適なリスニング場所に設定してくれる「マイビーム(MyBeam)」を搭載。周囲がざわついた環境の中でも、ニュースなどの音声を明瞭に聴き取ることができるという。

 自動調整システムの「インテリビーム(IntelliBeam)」もブラッシュアップ。付属の測定用マイクをセットし、リモコンの自動調整キーを押すだけで測定とセッティングが約3分で完了する。

 利用モードには「マイビーム」のほか、サラウンド効果を最大限に発揮する「5ビーム」、リスニングエリアを広くする「3ビーム」、テレビ視聴などに適した「ステレオ」、部屋角に設置した際に有用な「ステレオ+3ビーム」、夜間も安心してホームシアターが楽しめる「ナイトリスニングモード」、TV CMなどで急に音量が大きくなるのを防ぐ「TV音量一定モード」を備える。

 ドルビーデジタル/DTS/AAC/ドルビープロロジックU/DTS Neo:6など多彩な音声フォーマットに対応。視聴するソースにあわせた臨場感を選択できる同社独自のサラウンドプログラム「シネマDSP」を搭載。

 総合最大出力(EIAJ)は82ワット(20ワット×2+2ワット×21)で、入力インタフェースはアナログ×2、光デジタル×2、同軸デジタル×1など。

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