ソニーは銀座ソニービル8Fのイベントホール「ソミド・ホール」をリニューアル、「OPUS」(オーパス)として3月7日にオープンする。単なるイベントホールから、同社の最新鋭AV技術を用いて「リアルさや“本物感”を伝える」(同社)ホールとして生まれ変わった。
OPUSのコンセプトは「巨大な繭」。「母体内の胎児が感じるかのような居心地のよさを追求した」(ソニーPCL 事業本部クリエイティブ事業部事業部長 藤井暁氏)というように、オフホワイトとブラウンを基調にしたホールは間接照明で照らされ、どこまでも柔らかな印象を来場者へ与える。
音響的に見れば繭の形(楕円)は特有の反射音が集中してしまうため「最悪に近い」(藤井氏)が、反射音を意図的に乱す壁面パネル「AMBIVALENT WALL」を設置したほか、吸音についても特定の天井面や壁面だけが吸音しないよう、留意されている。
ホール正面には200インチのリアプロジェクションスクリーン「ブルーオーシャン」が備えられ、デジタルシネマプロジェクター「SRX-R110」の映像を映し出す。SRX-R110は2004年末に発表された単焦点プロジェクターで、フルHD(1920×1080ピクセル)の4倍となる、4K(4096×2160ピクセル)の高精細映像を投影する能力を持っている。
映像用サーバーには“メディアブロック”「LMT-100」を組み合わせる。サウンドにも13個のサラウンドスピーカーと2台のSRスピーカーが配置されており、最大で7.1ch構成でのドライブが可能だ。
メインホールにつながるスペースにはホワイエ(前室)が用意されている。銀座の街を一望できるほか、インターネット接続された8台のVAIOが常設されており、銀座の情報などを自由に引き出せる。無線LANも完備。
OPUSのオープン時間は午前11時から午後7時。イベントの開催されていない時間帯は映像と音響を楽しめるスペースとして開放されており、自由に出入りできる。
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