ゼットエムピー(ZMP)は3月9日、自走式ネットワークオーディオ「miuro」(ミューロ)のオプションとして、パソコンからmiuroをコントロールする「PCコントローラ」をリリースした。同日からmiuroのホームページでダウンロード販売を開始する。価格は4800円。
miuroは、2足歩行ロボットで知られるZMPがロボット技術を導入して作り上げた“AV家電”。ステレオスピーカーとデジタルアンプを搭載し、内部のDockコネクタに接続した「iPod」、あるいはIEEE 802.11b無線LANを介してPC内の音楽ファイルやネットラジオを再生できる。
移動にはスピーカーの内側にある両輪を使い、各種センサーを駆使して障害物をよけながら進む。ただ、miuroの操作は専用のジョイスティック付きリモコンを使用するため、赤外線の届かない場所でmiuroを動かすことはできなかった。
新発売のPCコントロールソフトでは、無線LANを介してmiuroに接続。miuroのカメラ映像を見ながら遠隔操作が行える。カメラ映像はVGAサイズ、3.3フレーム/秒。ジョイスティックを模した方向ボタンでmiuroをコントロールする。リモコンと同様、数字ボタンに登録した音楽やプレイリストを一発で呼び出すこともできる。
数字ボタンの下には、miuroのディスプレイにメッセージを表示するための「テキストボックス」を備えている。テキストボックスに入力した文字は、その下にある「Chat」ボタンを押すとmiuroに送られる仕組み。その際、miuroはくるりと180度回転してディスプレイを正面に向ける。
miuroのプロデュースを担当したZMP社長室経営企画担当マネジャーの西村明浩氏によると、これらの機能を組み合わせると“ちょっとしたサプライズ”を演出できるという。
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