東芝は4月3日、液晶テレビ「REGZA」(レグザ)の新しいミッドレンジモデル「H3000」シリーズを発表した。最大52インチとハイエンドの「Z2000」シリーズを超えるサイズをラインアップしたほか、Hシリーズの特徴である録画機能を強化。300Gバイトの内蔵HDDにくわえ、外付け用のeSATAインタフェースを備えた。
ラインアップは下記の通り。またエントリーモデルの「C3000」シリーズも同時にリリースしているが、23V型の「23C2000」と先日発表した20V型「20C2000」は継続販売する。一方、ハイエンドの「Z2000」シリーズは「レグザ番組表・ファイン」を標準仕様として4月出荷分からリニューアルする予定だ。
製品名 | 画面サイズ | 解像度 | HDD容量 | 発売日 | 店頭予想価格 |
---|---|---|---|---|---|
52H3000 | 52V型 | フルHD | 300Gバイト | 6月中旬 | 59万円前後 |
46H3000 | 46V型 | フルHD | 300Gバイト | 6月中旬 | 49万円前後 |
42H3000 | 42V型 | フルHD | 300Gバイト | 6月上旬 | 39万円前後 |
37H3000 | 37V型 | フルHD | 300Gバイト | 6月上旬 | 33万円前後 |
32H3000 | 32V型 | WXGA | 300Gバイト | 4月20日 | 21万円前後 |
42C3000 | 42V型 | フルHD | - | 6月上旬 | 30万円前後 |
37C3000 | 37V型 | WXGA | - | 5月上旬 | 21万円前後 |
32C3000 | 32V型 | WXGA | - | 4月20日 | 16万円前後 |
26C3000 | 26V型 | WXGA | - | 4月25日 | 14万円前後 |
eSATA(External Serial ATA)は、PCの外付けドライブ用としてメジャーになりつつある拡張インタフェース。先代「H2000」シリーズもeSATA HDDを内蔵していたが、外付け用のインタフェースを用意したのは初だ。
eSATAを使用する最大のメリットは、PC用の低価格な外付けHDDを流用できること。「eSATAの外付けHDDは、320Gバイトで2万円程度と低価格。(iVDR-Sのような)リムーバブルディスクよりかなり安い」(同社テレビ事業部地域第三部日本担当参事の本村裕史氏)。拡張端子には、HDDを4台まで(内蔵HDDとあわせて5台)増設できるほか、リムーバブルケースを利用して番組を分類したり、家族それぞれが専用HDDを持つことが可能だ。番組の直接録画はできないものの、内蔵HDDから外付けHDDへのムーブに対応しているため、お気に入りの番組を内蔵HDDから自分専用のHDDに移動してアーカイブすることができるという。
東芝では、既にアイ・オー・データ機器製「RHD-UX320」(320Gバイト、定価2万4360円)など一部製品に関しては動作を検証済み。今後は他社製品の検証なども進め、動作が確認できたHDDの情報をWebなどを使って公開するという。ただし、インタフェースはPCと同じだが、REGZAで使用する際はHDDを独自フォーマットにする必要がある。
リモコンには「HDDメニュー」(従来のメニュー)が追加された。録画リストを参照する機能は従来と同じだが、録画した「曜日」や番組の「ジャンル」、あるいは「連ドラグループ別」表示など、ソート時の柔軟性を向上させている。この際、外付けHDDに移動した番組もシームレスに表示可能だ。
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