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SDカードとビデオカメラの関係+D Voice

» 2007年04月16日 17時38分 公開
[ITmedia]

 毎度お馴染み「Quick Poll」。今回のお題は「ビデオカメラ、記録メディアは何がいい?」。これまでのビデオカメラの主流記録メディアはMiniDVだったが、ここにきてDVDやHDD、SDカードとそのバリエーションも多彩になってきたところ。一番支持されたのは果たして?

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 結果はご覧の通り。現在の主流とも言えるMiniDVを大きく突き放してSDカードがトップになった。まだSDカードを利用する製品はそう多くないが、大容量を可能にするカード規格のSDHCや、圧縮率の高いAVCHDに対応する製品が登場しており、今回の4択(MiniDV/DVD/HDD/SDカード)のなかでは最も先進的なイメージが漂う。そのあたりが評価されたのだろうか。

 もっとも、単純に「記録メディアとしての利便性」が評価されたというならばSDメモリーカードがトップになるのはよく分かる。小型軽量で汎用性も高く、耐衝撃性にも秀でるので扱いも楽だ。最近では1Gバイトタイプならば2000円以下で入手でき、コストパフォーマンスも高い。

 ただし、ハイビジョン録画を行おうと考えると、とたんにSDカードのコストパフォーマンスは悪くなる。先日発表された松下のハイビジョン対応AVCHDビデオカメラ「HDC-SD3」を例にすると、1Gバイト(約2000円)=10分の関係となる(1080i/約13Mbps時)。一方で、ハイビジョン対応のキヤノン「iVIS H10」を利用すれば、1本1000円以下までまで低価格化の進んだMiniDVテープでHDV(HDV1080i)を約80分録画できる。

 大容量のSDカードを利用すれば録画時間は伸ばせるが、8Gバイトのカードは3万円以上と高価でおいそれと手を出せるものではない。ただ、フラッシュメモリは一度普及し始めるとあっという間に価格下落が進む。ハイビジョン映像がある程度保存できるほどの容量を持つSDカードの価格下落が進めば、ビデオカメラにおける存在感も高まるに違いない。

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