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「i-bean」で“どこでもテレビ”してみたレビュー(1/2 ページ)

» 2007年04月26日 18時28分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 一部で話題を呼んだ単眼式の超小型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Tele-glass」がパワーアップ、「i-bean」になって帰ってきた。レンズを改良することでより至近距離で大画面が楽しめるように改良されたほか、アナログテレビチューナーを内蔵し、どこでもテレビが楽しめるようになった。

photo i-bean
photophoto 本製品(右)と前作のTele-glass(左)を並べて。本体/ディスプレイモジュールのいずれも若干ながら大型化している

 製品はTele-glassと変わらず、単眼式の「ディスプレイモジュール」とアナログテレビチューナーを内蔵した「本体」で構成される。ディスプレイモジュールにはTele-glassと同様の18万画素LCDが搭載されているが(解像度も同じく800×225ピクセル)、レンズ口径が大型化されており、外寸はやや大型化している。本体もやや大型化しているが、これは新たにアナログテレビチューナーを内蔵したためだ。

 ディスプレイモジュールはメガネに吸盤と磁石を利用したアタッチメントを介して固定する。メガネは付属のものを使っても構わないし、自分の気に入ったものを別途用意しても構わない。もちろん、度の入ったメガネと組み合わせても問題ない。ただ、装着した際にはフォーカスリングを回してのピント調整を忘れないように。

 Tele-glassも同様の固定方式だったが、アタッチメントの吸盤の吸着力が高められており、日常的な動作ならばディスプレイモジュールがポロリすることはなくなった。磁石も強力なものが利用されているようで、調整した角度からズレてしまうこともない。細かな部分だが、着実に改良の跡が見られる。

photophotophoto ディスプレイモジュールは付属の吸盤付き磁石でメガネに固定するほか、ケーブルクリップでケーブルでも眼鏡のツルに固定するのでかなり安定する(左/中)

 本体のサイズは公表されていないが、実測値では約61(幅)×104(高さ)×14(厚さ)ミリ。第5世代iPod(80Gバイト)とほぼ同じだ。左側面には電源ボタン、右側面には音量ボタン、正面にはMENU/UP/DOWN/ENTの各ボタンが用意されている。上側面にはヘッドフォン出力とAV入力の各端子が用意される。ディスプレイモジュールへのケーブルは埋め込まれており、取り外すことはできない。

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photophoto 本体左右面と入力インタフェース、背面の電池ボックス
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