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» 2007年05月18日 09時02分 公開

れこめんどDVD「ライアンを探せ!(Blu-ray Disc)」DVDレビュー(1/2 ページ)

お正月公開のディズニーアニメ「ライアンを探せ!」が高画質&高音質のBlu-ray Discで登場。スクリーンの限界をも超えるという精細な描写はBlu-ray Discでリビングに再現されるのか、チェックしてみた。

[飯塚克味,ITmedia]

 お正月映画として公開されたディズニーアニメがさっそく高画質&高音質のBlu-ray Discで登場!「ダイナソー」「チキン・リトル」に続くディズニー製のCGアニメは先に公開されたドリームワークスの「マダガスカル」と内容が酷似しているとも言われたが、実際の出来はどうなのか? スクリーン以上とも言われているハイビジョン映像を劣化することなくBlu-ray Discに収めることは本当に可能だったのか? 期待に胸を躍らせながらチェックしてみた。

「ライアンを探せ!(Blu-ray Disc)」

発売日:2007年4月25日
価格:4935円
発売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
上映時間:82分(本編)
製作年度:2006年
画面サイズ:ワイドスクリーン
音声(1):リニアPCM/5.1ch/英語
音声(2):ドルビーデジタル/5.1ch/英語
音声(3):リニアPCM/5.1ch/日本語
音声(4):ドルビーデジタル/5.1ch/日本語
音声(5):ドルビーデジタル/5.1ch/タイ語
音声(6):ドルビーデジタル/5.1ch/ポルトガル語

 日本で2006年12月、全米で05年4月に公開されたディズニー製作のCGアニメ「ライアンを探せ!」。大まかな内容が日本で05年8月に公開されたドリームワークス製作の「マダガスカル」に内容が似ているとされ、公開時には大きな話題になることもなかった。

 しかし企画自体はこの「ライアンを探せ!」の方が先に進行していたそうで、似た内容の「マダガスカル」の方としては何としても先に完成し、公開したかったという事情があったそうだ。

 ディズニーとドリームワークスの間には似たような作品が存在し、よく訴訟問題に発展しないとものだ思えることが多い。98年の「アンツ」と「バグズ・ライフ」に始まって、03年の「ファインディング・ニモ」と「シャーク・テイル」。最近はドリームワークスも「シュレック」シリーズなどで独創性を発揮しているが、この2社の間には相当因縁深いものがあることは事実だろう。もっとも観客である我々にとっては、良い作品に出会えることこそ、一番重要なのではあるが……。

CGか?実写か?もはや区別できない究極のクオリティ

 「ライアンを探せ!」にとって一番痛手だったことは、「マダガスカル」公開から1年以上経って、日本公開されたことだろう。公開が遅れた理由は本編を見れば一目瞭然なのだが、映像と音声(吹き替え)に対する徹底的なこだわりにあると見て間違いない。

 動物たちのキャラが「マダガスカル」ではコミック的に仕上げられていたのに対し、「ライアンを探せ!」では徹底的にリアリティを追及している。髪の毛1本1本がフサフサとは「モンスターズ・インク」の時に散々言われたことだが、「ライアンを探せ!」では本物としか言いようがない緻密さがキャラクターたちを形作っているのである。

 主人公のライオン親子の表現にしても、体毛の微妙な色使いが本物と同レベルに表現されており、もはやCGの映像が本物と遜色ないところに達したと思わせる。もちろんDVDでは従来どおりの印象しか受けないが、Blu-ray Discで見れば、その表現力にあ然とするしかない。

 内容は動物園から連れ出された子供ライオンを追い求める親ライオンとその仲間の珍道中だが、ある程度の設備を持ったAVファンであれば、この映像は、一度は見なければならない究極レベルのものと言って間違いない!

 本作の監督はCGの世界で多大な実績を収めてきたスティーブ・“スパッツ”・ウィリアムズ。「スター・ウォーズ」新三部作などで活躍してきたウィリアムズは技術に頼りっぱなしの映画業界に疑問を持ち、演出にも興味を持って今回の演出に至ったと言われている。

 音楽は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などでおなじみのアラン・シルンベストリ。雄大な雰囲気を漂わせながら、スピード感も同時に感じさせるスコアは本作でも健在だ。

 声の出演ではライアンを探す親ライオン、サムソンにキーファー・サザーランド。サムソンの親友、リスのベニーにジム・ベルーシが参加している。日本語版はメインキャストに声優を配し、サブキャラにお笑いタレントのオリエンタルラジオが加わっている。

 映像の圧縮方式はMPEG-4/AVC。大画面になればなるほど、細部が浮き上がってきて、一度見れば誰もが自分の視聴サイズを一回り大きくしたいという欲求にかられるはずだ。

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