ソニーは5月29日、AVCHD規格に準拠したハイビジョンハンディカムの2007年夏モデルを発表した。HDD搭載の「HDR-SR7/SR8」およびメモリースティックに動画を記録する「HDR-CX7」の計3製品をラインアップ。6月から7月にかけて順次発売する。AVCHD+メモリースティックのハンディカムは初。
製品名 | 概要 | 本体カラー | 店頭想定価格(※1) | 発売日 |
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HDR-SR7 | 60GバイトHDD搭載ハイビジョンハンディカム | シルバー | 15万円前後 | 6月20日 |
HDR-SR8 | 100GバイトHDD搭載ハイビジョンハンディカム | ブラック | 17万円前後 | 6月20日 |
HDR-CX7 | メモリースティック記録ハイビジョンハンディカム | ブラック | 13万円前後 | 7月10日 |
3モデルとも、撮影に関する機能はほぼ同等だ。撮像素子は、昨年登場した「HDR-UX7」と同じ1/2.9型クリアビットCMOSセンサー。動画撮影時の有効画素数は228万で、これをMPEG-4 AVC/H.264エンコードして1440×1080ピクセルのハイビジョン動画を記録する。
カール・ツァイスのVario Sonnar T*光学10倍ズーム(40〜400mm)や光学式手ブレ補正、5.1chサラウンド音声記録といった従来モデルの特徴も継承した。液晶パネルはタッチパネル付きの2.7型クリアフォト液晶プラス。もちろんx.v.Colorにも対応する。
静止画撮影機能が充実している点も特徴だ。静止画撮影時の有効解像度は610万画素で、本体の「Photo」ボタンを押すとメモリースティックデュオに静止画を記録する仕組み。動画撮影中も静止画撮影が可能だが、この場合は460万画素を上限として3枚までに限られる。また、付属ソフト「Picture Motion Browser」を使用すれば、撮影済みの動画から300万画素相当の静止画を切り出すことも可能だ。
目新しいのは、まずモバイル機器用に規格化されたミニHDMI端子(タイプCミニ)を初めて採用したこと。また再生時の頭出しに便利な「フィルムロールインデックス」など新しい検索機能も搭載した。
フィルムロールインデックスは、液晶画面にフィルムロールを表示してピンポイントの頭出しを可能にする機能だ。録画ファイルを選択して本体の専用ボタンを押すと、液晶画面にフィルムロール状のインデックス画面を表示。1コマ(静止画)の表示間隔は、3秒、6秒、12秒、1分、5分の5パターンから選択できる。
「HDDのメリットにランダムアクセスがあるが、これまでは目的のシーンを検索するために早送り/早戻しを使用する必要があった。フィルムロールインデックスの搭載により、本当に“早送りいらず”になる」(同社)。
もう1つのインデックス機能が「フェイスインデックス」。デジカメの顔検出技術とは異なり、顔が正面を向いているシーンに限られるが、1回のスタート/ストップ内から顔が撮影されている映像を検出してインデキシングしてくれる。
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