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» 2007年06月12日 08時53分 公開

橘十徳の「自腹ですがなにか?」第5回:“超音波洗浄器”の爽快感にほくそ笑む (2/2)

[橘十徳,ITmedia]
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 洗浄液を作るには、槽の水位線まで水を入れて、さらに食器用中性洗剤を約2〜3ミリリットル入れる。それから洗浄物を入れるわけだが、軽い汚れの場合は洗浄カゴを使用し、汚れがひどいときや洗浄物が大きい場合は洗浄槽に直接入れる。ただし洗浄槽は金属製で、材質によっては槽と接触した部分が傷付くこともあるので注意が必要だ。

 時計の場合はアクセサリーホルダーにバンドを挟んで固定してから、洗浄槽に入れる。前述したように、時計本体の洗浄は不可なので、水がかからないようにうまく水位を調節する必要がある。とくに防水でない時計の場合は注意しよう。

photophoto 時計バンドを洗浄する場合はアクセサリーホルダーを使用する(左)。スイッチを入れると青く光る。照明のおかげで中身の確認もしやすい

 あとはフタを閉めてスイッチを押せば洗浄開始だ。洗浄中はジジジという音が出て、なんとなく耳に違和感がある。超音波のせいなのか、頭が痛くなりそうな音だ。ただし洗浄時間は約3分間と短く、終わると自動的にスイッチが切れる。洗浄後は洗浄カゴを取り出して水洗いして、洗ったものを乾かす。物によっては洗剤が残ったままだと変色してしまう恐れもあるそうなので、すすぎは念入りに行う必要がある。

photo 電気シェーバーの内刃と外刃を洗浄してみた。汚れが流れ出て洗浄液が濁っている

 とりあえずメガネと時計バンド、そして電気シェーバーの刃を洗浄してみたが、かなりの効果が感じられた。単に布で拭いただけの場合とは明らかに違って、時計バンドは細部のすみずみまで汚れが取れて、輝きが増したようだ。メガネのレンズも細かい汚れが落ちて透き通った感じになる。

 最も効果が感じられたのは電気シェーバーの刃だ。スイッチを入れると同時に刃から汚れが流れ出すのが見えて、終わったあとは洗浄液がかなり濁っていた。内刃を見てみると、溝にびっしりこびりついていた頑固な毛クズがすっかり落ちている。一部にわずか汚れが残っている部分があったが、もう1回洗浄したら完全に取れていた。これくらい汚れ落ちがわかりやすいと、わざわざ買った甲斐があるというものだ。

photophoto 洗浄前の内刃(左)と洗浄後。刃の溝に付いていた毛クズがすっかり取れている

洗浄液の排出に難あり

 ただ、1つ使いづらいと思ったのは洗浄液の排出だ。フタの付け根とは反対側に水切口が用意されていて、排水は本体を傾けて捨てることになっている。この水切口がちょっと奥まったところにあるので、洗浄液を捨てるたびに本体に液がかかってしまうのが気になった。これでは洗浄液に濡れた部分を排水後に毎回のように布で拭う必要があり、少し面倒くさい。できれば水切口の形状をもう少し工夫して、排出しやすい形状にしてほしかった。

 それ以外にとくに不満な点はない。メガネや時計バンドに加えて、アクセサリーやブラシ、ペン先、入れ歯など、さまざまなものが洗浄可能だ。このほか、インラインスケートのベアリングを洗浄するのに使っている人もいるという。また、この製品はフタを開けたままでも洗浄可能なので、実はフタの中に入りきらないものでも洗浄可能だ。

 たとえばCDやDVDなどは、半円ずつ洗浄液に浸けて2回に分けることで洗浄できる。もちろんこれはメーカー側では想定していない使い方であり、あくまでも自己責任だが、実際に試したところ何の問題もなく洗浄できた。細かい隙間に詰まったミクロの汚れを取り去ってくれるこの超音波洗浄器を活用して、身の回りの色々なものをキレイにしていただきたい。

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