東京ビッグサイトで6月14日、CATV業界の総合コンベンション「ケーブルテレビ ショー 2007」が開幕した。急速にデジタル化が進むCATV業界でも、主力コンテンツはハイビジョンに移行中。会場では、J:COMの「HD VoD」体験シアターをはじめ、HDDが増やせるデジタルSTBなど、大容量コンテンツの視聴・録画に関する展示が目立った。
パナソニックは、6月6日に発表したデジタルSTB「TZ-DCH520/820」や外付けHDD「TZ-HDD250」など新製品を一挙に展示した。
TZ-HDD250は、デジタル放送のMPEG-2 TSをストリームのままHDDに記録する、いわば“パナソニック版Rec-POT”だ。チューナーは搭載せず、同社製デジタルSTBのi.Link端子に接続して利用するスタイル。1台のSTBにTZ-HDD250を2台まで接続できる。
HDD容量は250Gバイトで、録画時間はハイビジョン画質で約23時間、スタンダード画質では約69時間となる。おっかけ再生や30秒スキップ、各種トリックプレイに対応したほか、HDD内蔵STB「TZ-DCH2000」などと組み合わせた場合にはコピーワンス番組のムーブも行える。
対応するSTBは、HDD内蔵の「TZ-DCH2000/2800/2810」および「TZ-DCH520」「TZ-DCH820」「TZ-DCH500」。ただし、DCH500との接続した場合は「D-VHSモード」となるため、追っかけ再生など一部機能に制限が出るという。
発売は2007年秋頃。ケーブルテレビ局を介して販売される予定で、価格は3万円前後になる見込みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR