「夢おうむ」は米ハスブロが開発したもので、鮮やかな色彩とリアルな造形が特徴だ。頭、背中、舌など5箇所にセンサーを搭載していて、頭を撫でると瞬きをして喜び、くちばしを触ると“チュッ”とキスの音を出したりする。
そして、オウムといえば何と言っても“お喋り”だろう。夢おうむには、言葉を憶え(音声登録)、言葉を理解する(音声認識)機能がある。たとえば「ただいま」と話しかければ「おかえり」と返し、「おやすみ」と声をかければ「ネムイ、ネムイ……」といってオートスリープに入る。リモコンを使って会話を登録すれば、飼い主の名前だって言えるようになる。
そしてオウムといえば“オウム返し”。「夢おうむ」に何か話かけると、その場で憶え、即座に同じコトを話し出す。詳しい仕組みはわからないが、おそらくその場で録音したものを変調して再生するのだろう。
あらかじめ登録されている言葉は、「おかえり」「Hello!」「おやつチョーダイ」など約40ワード。認識できる言葉は11で、そのほかに6ワードの登録および6ワードの音声認識登録が可能になっている。
ほかにも、音楽に合わせてダンスする(体を揺らす)など、とにかく多機能な「夢おうむ」。これらの動作をわずか2個のモーターで実現しているというのだから驚きだ。
一方、日本生まれの「夢ふくろう」は、本物と比べると少しかわいらしくデフォルメされているが、実物と同様に首が270度回転するのが特徴だ。最初に説明を聞いたときは、映画「エクソシスト」の1シーンが頭をよぎったものだが、よくよく聞いてみると「首の回転は、フクロウ好きにとって欠かせない要素」らしい。
「夢ふくろう」は、頭、お腹、お尻の3箇所に光センサーを搭載していて、胸のあたりを触ると胸が上下。お尻を触るとパチパチと威嚇する。また音センサーとなるマイクも複数あり、呼びかけるとそちらにくるっと顔を向ける。なるほど、首の回転はフクロウの“かわいいツボ”なのだ。
最初はピーピーと雛のような声で泣くが、慣れてくるとお馴染みの「ホーホー」に変わる。「フクロウが“ホーホー”と鳴くのは求愛行動。頻繁に遊んで仲良くなると、ホーホーと鳴き始めます」(同社)。また体を左右に揺らしながら“歌う”など、リアル指向とはいいながら玩具としての付加価値も盛り込んでいる。
部屋の電気を消すと、夢ふくろうは“夜の環境音”を流し始める。これは「睡眠効果を手助けするもの」で、10分ほど経つと徐々に音が小さくなっていくという。
「夢ふくろう」は10月6日発売予定で価格は4935円。一方の「夢おうむ」は11月1日発売予定で1万3440円。機会があれば、玩具店の店頭で一度触ってみてほしい。その動きにきっと驚くはずだ。
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