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REALINK対応の3in1「楽レコ」

» 2007年08月22日 19時08分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は8月22日、HDD/DVDレコーダー“楽レコ”の新製品としてVHS一体型3in1タイプの「DVR-DV745」「DVR-DV735」を9月1日より順次販売開始すると発表した。価格はオープン。HDD容量以外の仕様は同一で、実売想定価格は400GバイトのHDDを搭載したDVR-DV745が11万円前後、250GバイトのHDDを搭載したDVR-DV735が10万円前後。

photophoto 「DVR-DV745」(左)と「DVR-DV735」(右)。HDD容量以外の仕様は同一

 新製品は同社液晶テレビ「REAL」の対応製品とHDMI接続することで各種の機能連係を行う「REALINK」を搭載、使い勝手を向上させた(2007年4月発売「LCD-H46MZ70」「LCD-H40MZ70」「LCD-H37MX70」「LCD-H32MX70」以降の液晶テレビで対応。新発表されたMZWシリーズなども対応する)。

 REALINKは「簡単録画を実現する機能」と位置づけられており、対応テレビと組み合わせると、テレビのリモコンに用意された「一発録画」ボタンを押すだけで視聴中の番組が録画できる「一発録画」、ボタンを押すと視聴中の番組録画が開始され、再度押すと中断時の場面から追いかけ再生を行う「番組ポーズ」、テレビのEPGからレコーダーの録画予約が行える「音声ガイド付録画予約機能」の3つが利用できる。なお、それぞれの機能が利用できるのは地上/BS/CSの各デジタル放送の視聴時に限られる。

photophoto 同社液晶テレビ(LCD-H52MZW75)のリモコンには「一発録画」「「番組ポーズ」などREALINK用のボタンが用意されている(左)、リモコンは通常品のほか、必要最小限度のボタンのみを備えた「かんたんリモコン」も付属する(右)

 HDDに録画されたハイビジョン映像のDVDへのダビング速度は従来比2倍に高速化された。同社製レコーダーの一部には録画時にダビング用データを同時作成することでダビング速度を速める「スマートダビング」機能が搭載されているが、新製品では本機能の高速化が進められ、最長8時間の番組を最短15分でダビングすることが可能となった。

 録画した音楽番組の演奏シーンのみを連続視聴できる「楽曲再生」をはじめ、スポーツ番組のハイライトシーンだけを早見できる「ハイライト再生」、本編のみとCMのみという2つのプレイリストを自動作成する「オートカットi」といった特徴ある機能も搭載する。「楽曲再生」を利用すれば演奏シーンだけをDVDに保存するといったこともできる。

 チューナーは3波対応デジタルチューナーとアナログチューナーを1基ずつ搭載。HDD/DVD/VHSの双方向ダビングも行えるほか、前面のDV端子を利用することでデジタルビデオカメラからHDD/DVDへのダビングも行える。インタフェースにはD4やSビデオ、DV端子のほかHDMIも備える。HDD/DVDのほかVHSの映像・音声もHDMIから出力可能になっている。

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