ソニーの「BRAVIA」(ブラビア)新シリーズには、専用オプションとして2つの“ユニット”が用意された。テレビにHDD録画機能を追加する「BRX-A250」と各種VoDサービスを可能にする「BRX-NT1」だ。どちらもHDMI CECを利用した「ブラビアリンク」を用い、テレビのリモコンで簡単に操作できる専用拡張機器という位置づけ。写真を中心に詳細を解説していこう。
BRX-A250は、地上デジタル、BSデジタル/CSデジタルのチューナーを搭載したHDDレコーダーだ。地上デジタル放送とBSデジタルもしくはCSデジタルという組み合わせなら2番組の同時録画も可能。DVDドライブなどは搭載しないシンプルな構成で、外形寸法も225(幅)×52(高さ)×148(奥行き)ミリと通常のレコーダーと比較して設置面積はおよそ4分の1という。
重量は約1.6キログラム。そのコンパクトな筐体を利用して、縦置き/横置きに加えてブラビアの背面に取り付けることも可能だ。
内蔵HDDは250Gバイト。録画モードは放送波のMPEG-2 TSをそのまま記録する「DR」とトランスレート技術を使った「DRS」「DRL」、そしてMPEG-2(SD解像度)の「LP」という4モードを搭載している。トランスレートは、ハイビジョン解像度のまま、ビットレートを削減することで長時間の録画が可能になる。録画時間は、DRモードで約28時間(地上デジタル)に対して、DRSで記録した場合は約55時間、DRLなら約70時間となる。
BRAVIAとはHDMIケーブル一本で接続し、「ブラビアリンク」によりテレビに付属するRFリモコン「おき楽リモコン」ですべての操作が行える。おき楽リモコンでは、左側にある4つの専用ボタンにくわえ、中央の方向キーや決定キー、カラーボタンなどを利用してレコーダーの機能をすべてコントロール可能。別途専用リモコンも同梱されているが、BRAVIAと組み合わせた場合に使う機会はほとんどないだろう。
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