カシオ計算機は8月31日、世界最速の連写が可能な“次世代デジタルカメラ”を発表した。毎秒60枚の超高速連写を実現。また動画撮影では、肉眼では見えない動きを捉える300枚/秒のハイスピード記録が可能になる。同社によると、「1年以内を目標に製品化を進める方針だ」という。
高速CMOSセンサーと高速処理LSIを組み合わせ、超高速連写とハイスピード動画撮影を実現した。有効画素数は600万画素で、静止画撮影ではフル画素のまま60枚/秒の超高速連写を実現している。さらにシャッターを押す前のシーンから超高速で連写できる機能「パスト連写」により、決定的な瞬間を逃さず撮影できるという。
動画撮影時の解像度はVGA相当。300fpsのハイスピード撮影ができるため、従来は業務用の映像機材でしか撮れなかった超スロー映像を記録できる。
主な仕様は下記の通り。
製品名 | 次世代デジタルカメラ試作機 |
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有効画素数 | 600万画素 |
撮像素子 | 1/1.8型高速CMOSセンサー。総画素数660万画素 |
連写機能 | 60枚/秒(600万画素)、JPEG |
ハイスピード動画撮影 | 300fps、AVI形式、MotionJPEG準拠、640×480ピクセル(VGA) |
レンズ | 9群12枚、F2.4〜F4.6、35mm判換算で35〜420mm |
モニター | 2.8型ワイドTFTカラー液晶、約23万画素 |
ファインダー | 約20万画素カラー液晶 |
外形寸法 | 127.5(幅)×79.5(高さ)×130(厚さ)ミリ |
重量 | 約650グラム(電池、付属品別) |
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