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薄型テレビから新型ハイアマチュア向けデジカメ、トイグッズまで幅広いジャンルの記事が満遍なく注目を集めた一週間だった。ニコンの「D300」については、ニコンの発表に先立つこと3日前にライバルのキヤノンが「EOS 40D」を発表していたこともあり、関心を持って見守っていた人も多いのではないだろうか。
D300と40Dはいずれもハイアマチュアとよばれる層を対象とした製品で、それぞれ「D200」と「30D」の後継となる。新画像処理コンセプト「EXPEED」の採用(D300)や画像処理エンジンの強化(40D)といった変化もあるが、基本的には既存モデルを踏襲した堅実なバージョンアップという印象だ。
両社からは同時にプロフェッショナル向けデジタル一眼レフの新製品も発表されており(ニコン D3、キヤノン EOS-1Ds Mark III)、手が加えられていないのは普及価格帯製品のみという状況となった。
この10万円弱でレンズキットが購入可能なこのレンジにはニコンがD40/D40X、キヤノンがEOS Kiss Digital Xと競争力の高い製品を投入しているが、今年上半期だけを見れば、D40/D40Xを要するニコンがこのレンジでの争いにわずながらも頭ひとつ抜け出た印象だ(キヤノンマーケティングジャパンの芦澤光二氏も40D発表時に“前半戦はニコンに負けたが、競馬でいえばまくりの年だ”と述べている)。
しかし、「内容は詳しく言えないが、全方位のラインアップを厚くしていく方針だ」と最大のライバルであるキヤノンは明言しており、年末商戦期に向けてEOS Kiss Digital Xの後継機種が新たな普及価格帯製品として登場する可能性がある。
ただ、このニコン/キヤノンの2強状態をライバルが指をくわえてみるわけではないだろう。現在はオリンパス E-410/510、ペンタックス K100D、ソニー α100がこれらのライバルとなるが、これら各社も年末に向けて新製品投入を進めてくるはずだ。一眼レフの場合は交換レンズを含めたトータルパッケージとして評価しなければならないという側面があるため、新製品=よい製品とは言い切れない部分もあるが、プレーヤーが多ければそれだけ一眼レフの市場は盛り上がる。特にα100以来新製品のないソニーや、DMC-L1以外に展開が見られないパナソニックには期待したいところだ。
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