BRAVIA 第3章
ソニー、大画面70V型含む「第3章」のBRAVIA新モデル
ソニーは8月29日、液晶テレビ“BRAVIA”の新モデルを9月20日より順次販売開始すると発表した。春に発売されたJ5000シリーズに搭載された倍速駆動技術「モーションフロー」を機能強化、搭載機種を拡大したほか、2.4GHzの無線を利用した無指向性リモコン「おき楽リモコン」を用意した。また、背面取り付け可能な小型HDDユニットやネットワークSTBといった新基軸の周辺機器もラインアップされた。
新発表されたBRAVIAは、いずれもフルHD液晶パネルを搭載しており、70インチとシリーズ最大画面サイズを誇るトップエンドの「KDL-70X7000」を筆頭に、高機能型の「X」「W」、スタンダードの「V」の各シリーズ合計15モデルが用意される。価格はいずれもオープン。画面サイズと実売想定価格は以下の通り。
| 製品名 | シリーズ名 | 画面サイズ | 実売想定価格 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| KDL-70X7000 | X7000シリーズ | 70V型 | 400万円前後 | 受注生産 |
| KDL-52X5050 | X5050シリーズ | 52V型 | 60万円前後 | ピアノブラック・受注生産 |
| KDL-46X5050 | X5050シリーズ | 46V型 | 50万円前後 | ピアノブラック・受注生産 |
| KDL-40X5050 | X5050シリーズ | 40V型 | 38万円前後 | ピアノブラック・受注生産 |
| KDL-52X5000 | X5000シリーズ | 52V型 | 58万円前後 | ―― |
| KDL-46X5000 | X5000シリーズ | 46V型 | 48万円前後 | ―― |
| KDL-40X5000 | X5000シリーズ | 40V型 | 36万円前後 | ―― |
| KDL-52W5000 | W5000シリーズ | 52V型 | 55万円前後 | ―― |
| KDL-46W5000 | W5000シリーズ | 46V型 | 45万円前後 | ―― |
| KDL-40W5000 | W5000シリーズ | 40V型 | 33万円前後 | ―― |
| KDL-52V5000 | V5000シリーズ | 52V型 | 51万円前後 | ―― |
| KDL-46V5000 | V5000シリーズ | 46V型 | 41万円前後 | ―― |
| KDL-40V5000 | V5000シリーズ | 40V型 | 29万円前後 | ―― |
| KDL-46V3000 | V3000シリーズ | 46V型 | 40万円前後 | ―― |
| KDL-40V3000 | V3000シリーズ | 40V型 | 27万円前後 | ―― |
倍速駆動技術「モーションフロー」には、撮影時に発生した画像のぼやけを検知して補正する「IBリダクション機能」を新たに追加、スポーツ中継のボールなど、均一な動きをしない対象についても滑らかに映し出す。モーションフロー自体はJ5000シリーズで既に実装されていたが、フルHDパネル搭載機への実装は今回が同社初となる(搭載機種はXならびにWシリーズのみ)。階調表現力に優れる10ビットパネルを全機種が備えるほか、広帯域バックライトシステム「ライブカラークリエーション」も引き続き搭載されている。
ハイエンドモデルの「KDL-70X7000」のみ、3原色(赤/緑/青)のLEDをバックライトに使用したバックライトシステム「トリルミナス」を搭載。従来方式に比べて約160%という広色域を実現する。トリルミナスは“QUALIA”「KDX-46Q005」「KDX-40Q005」に搭載された実績があるが、本製品においては省電力化を進めた結果、消費電力を従来機の46V型に相当するまで低減したという。
画像処理エンジンは引き続き「プラビアエンジン」だが、V5000/V3000シリーズは「ブラビアエンジンEX」、X7000/X5050/X5000/W5000シリーズはよりHDソースにフォーカスした「ブラビアエンジンプロ」を搭載する。また、秒間24コマで入力された映像を2-3プルダウンせずにそのままを映し出す「24p True Cinema」も備える。
全モデルがソニー・ピクチャーズエンタテインメントの協力によって開発された映画鑑賞に適した画質モード「シネマ」を備えるほか、画質モードについては静止画の表示に適した「フォト」モードも搭載。対応デジカメをUSBないしHDMIで接続すると自動的にフォトモードへ切りかわる機能も備えている。
HDMIを利用した周辺機器制御「ブラビアリンク」も全機種が搭載する。より操作性を高めるためにリモコンに「シアター」「VOD」「リプレイ」「見て録」「予約する」「見る」のボタンが用意され、対応するホームシアターセットや同時発表されたHDDレコーダーユニット/STBとの連動操作が行える。
そのほか、春発表のモデルに搭載されていた、BRAVIA向けに最適化されたネットワークコンテンツが楽しめるコンテンツをアプリキャスト(関連記事)や、LANを介してネットワーク越しのコンテンツが再生/表示できる「ソニールームリンク」などの機能も引き続き全機種が搭載している。
ソニーマーケティング 取締役執行役員常務の鹿野清氏は2005年のブランドデビュー3年目となった「BRAVIA」について、「3年目のBRAVIAは第3章。ブランドの定着をはかる時期は過ぎ、これからは基本機能の追求と同時に新たな用途提案を行い、共感してもらう時期になる」と多様化するユーザーニーズを今後も積極的にキャッチアップしていく考えを示した。
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