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ひとりの男の命を巡り、暗殺者やFBI、保証人が激しく入り乱れるバイオレンス・アクション「スモーキン・エース」が、9月13日にDVDリリースされる。
特典は、監督ジョー・カーナハンと編集ロバート・フレイゼンがビール片手に撮影秘話を語り尽くす音声解説、4種類の未公開シーンとエクステンデッド・シーン集、NGシーン集、もうひとつのエンディング、バディ・“エース”・イズラエルを狙う人々をインタビューで紹介する“イズラエルと彼を狙う面々”、撮影現場に密着した“ビッグガン:ジョー・カーナハンの世界”、銃の扱い方を特訓した出演者のインタビューや銃撃シーンの特殊効果について紹介する“撃ちまくれ:スタント&特殊効果”などを収録し、カーナハン監督の世界観や各キャラクターを深く知ることができる。
バディ・“エース”・イズラエルはラスベガスの人気マジシャンだったが、マフィアの裏社会に出入りするうちに、何を勘違いしたか、新たな組織を作る。強盗や殺人を犯し、大物気取りでいたが、しょせんは肝っ玉と器の小さい男。裏社会を引っかき回した挙句、逮捕されてしまう。
そしてFBIから持ちかけられたのは司法取引。裏社会のボス、スパラッザの犯罪の証拠をしゃべれば、終身刑を間逃れるというのだ。エースの存在が邪魔になったスパラッザは、彼の心臓に100万ドルの報奨金を懸け、謎の殺し屋を雇う。その噂を聞きつけた別の殺し屋たちも、エースが身を潜めるホテルに続々と集結し、壮絶なバトルへと発展していく。
この映画、一番面白いのは、7人の暗殺者いずれもがしっかりキャラ立ちしていること。中国の巨大マフィアを壊滅させた女殺し屋コンビは、片やセクシー系、片やレズっ気たっぷり、そのコンビネーションはバツグンだ。ネオナチのトレモア3兄弟はヤク中で、チェーンソーなど多彩な武器を操り、目に付いた邪魔者は手当たり次第に殺しまくる殺人狂。破壊屋の異名を持つ拷問のエキスパートは抜け目ない。誰も素顔を見たことがないという変装のスペシャリストは、頭脳的な戦略を仕掛けてくる。それぞれの思惑が絡み合い、あらゆる想定をことごとく裏切りながら、「バトル・ロワイアル」のような空前絶後の殺し合いで、ホテルには死体がゴロゴロ。
監督は「NARC ナーク」のジョー・カーナハン。キレ味鋭いスピード感たっぷりの映像が秀逸だ。
全編ハイテンションでクセ者ぞろい!細かく散りばめられた伏線に注意しつつ、最後まで気を抜かないように鑑賞しよう。
関連サイト:http://www.smokin.jp/(公式サイト)
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