シャープは9月26日、Blu-ray Discレコーダー4機種9モデル(関連記事)を発表した。ラインアップはHDDを搭載せずBD-REのみに録画する「BD-AV1」「BD-AV10」、HDDも搭載する“AQUOSブルーレイ”「BD-HDW15」「BD-HDW20」で、価格はいずれもオープン。実売想定価格は実売想定価格はBD-AV1が10万円前後、BD-AV10が12万円前後。BD-HDW15が20万円前後、BD-HDW20が30万円前後。
製品型番 | BD-AV1 | BD-AV10 | BD-HDW15 | BD-HDW20 |
---|---|---|---|---|
HDD容量 | ―― | ―― | 500Gバイト | 1Tバイト |
実売想定価格 | 10万円前後 | 12万円前後 | 20万円前後 | 30万円前後 |
録画可能メディア | BD-RE(1層) | BD-RE(1/2層) | HDD、BD-R/RE、DVD-R/RW、DVD-R DL | |
新製品群をひと言で言えば、「手堅いスタンダード」。ソニーが先日発表したBDレコーダー(関連記事)は映像圧縮にMPEG-4 AVCを利用してBD1枚に最大約16時間の録画を可能とする新機能などが盛り込まれているが、シャープの新製品は「使い勝手」(BD-AV1/10)と液晶AQUOSでの「高画質再生」(BD-HDW15/20)に注力しており、主な機能だけを取りあげれば同社既存デジタルレコーダーと大きな変化は見られない。
ただ、大きな変化がない故にDVDレコーダーからの移行組、あるいはビデオデッキから買い換えるユーザーにとっても違和感のない作りになっているのも確か。
「世界最速」という高速起動やHDMIで接続するだけで対応テレビと連動するAQUOSファミリンク、図やアニメーション、時には音声も交えて操作をナビゲートしてくれる「おたすけ博士」など操作性・利便性を高める各種の仕組みが用意されており、「2011年にはビデオをすべてAQUOSブルーレイにする」と同社が意気込むだけはある作りとなっている。
BD-AV1/10は録画ボタンを押すだけで視聴中の番組を録画し、番組が終了すると録画が停止する「らくらく一発録画」などを備えて操作性を高め、「21世紀の地デジビデオ」を目指した製品。ビデオに比べて分かりにくい「ディスクのどのあたりまで記録されているか」をメーター表示する「ディスクメーター」も用意されている。
EPGは新聞のラテ欄と同様の「チャンネルが横/時間が縦」のほか、「チャンネルが縦/時間が横」の表示切り替えが行える。もちろん、EPGの画面から番組の録画も行える。
録画可能なメディアはBD-REのみで、記録形式はMPEG-2(音声はMPEG-2 AAC)。再生についてはBDビデオ/BD-RE/BD-R、DVDビデオ/DVD±RW/DVD-RAM/CD-DA/CD-R/RWに対応するが、DVD±R/RWについてはファイナライズ済みのみ、CD-R/RWについてはCD-DAフォーマットのディスクのみが再生可能となっている。なお、録画したBD-REについての編集機能は有しておらず、本製品で可能なのは消去のみとなっている。このあたりもVHSビデオっぽい。
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