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バイク専用モデルも登場――韓国発のPND「XROAD」CEATEC JAPAN 2007

» 2007年10月03日 22時29分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 韓国のカーナビゲーション市場で約40%シェアを持つCARPOINTと、同社製品を日本で販売するアールダブリューシー(RWC)とが共同で出展したブースには、CARPOINTが日本で展開する「XROAD」シリーズのカーナビが展示されていた。

photophoto RM-Z7000とRM-A4000

 注目は今年11月末からの販売を予定している新製品2機種だ。7インチ液晶を搭載した「RM-Z7000」は、WVGA液晶パネルを採用し、地図の細部までくっきりと表示する。簡単に持ち運ぶことのできるPND(Personal Navigation Device:簡易タイプのポータブル型カーナビ)タイプで、市場想定価格は8万9800円前後。ワンセグチューナーを内蔵し、動画や音楽ファイルの再生にも対応するなど、メディアプレーヤーとしての機能も詰め込んだ。車に搭載する場合はシガーライターソケットから電源を確保できるほか、内蔵充電池で約3時間の利用が可能だという。

photophoto RM-Z7000は吸盤を使って車の好きな場所に設置することができる

 もうひとつの新製品「RM-A4000」は、バイク用のPNDで防滴仕様となっている。市場想定価格は6万9800円前後。画面サイズは3.5インチ。充電池を内蔵し約5時間の使用が可能で、ビックスクーターなどシガーライターソケットがあるバイクなら、そこから電源を確保できる。バイク用ならではの機能として、左右のボタンがライト機能を持っており、光で曲がる方向を知らせてくれる。またBluetoothを使用して、ナビの音声情報をイヤフォンとつながれたレシーバーに送信する機能を備えるという。レシーバーは現在試作中とのことだった。

photophoto バイクに装着したRM-A4000。アダプターでシガーライターソケットとスタンドをつなぎ、電力を得る

 どちらのモデルも簡単に車体からナビを取り外しできるPNDタイプ。日本での市場はまだ小さいが、欧米でのPND需要は高いという。

 「日本市場の戦略として、高い品質と素早い開発・生産体制、充実したアフターサービスなどをアピールし、来年度に日本でのPDN市場シェアを15%確保したい」(同社)。

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