オーディオテクニカは10月4日、年末より来春に向けて販売開始する新製品群の発表会を開催。同社初のカナル型ノイズキャンセンリング(NC)イヤフォン「ATH-ANC3」などを披露した(関連記事:「ワイヤレスの極限」を目指したヘッドフォン、オーディオテクニカより)。
ATH-ANC3はカナル型イヤフォンと小型のNCユニットを組み合わせることで携帯性を向上させたアクティブ型ノイズキャンセリングイヤフォン。同社はNCヘッドフォン「ATH-ANC7」を販売しているが、本製品は小型のカナル型イヤフォンを採用しながらもNC回路を新開発することによってATH-ANC7と同様の「環境ノイズを85%カット」というキャンセル性能を実現している。
12.5ミリ径の新開発ドライバーユニットを搭載。外音集音用マイクはハウジングのロゴマーク下に設置されており、“いかにも”感は薄い。NCユニットの電源は単四形乾電池1本で、約50時間の利用が可能。来春発売予定で価格は未定だが、「1万円以下を目指したい」(同社)。
カナル型イヤフォンの新製品としてはバランスド・アーマチュア方式のドライバーを2基搭載する「デュアル・バランスド・アーマチュア方式」とした「ATH-CK10」も新発売される。価格は3万7800円。
バランスド・アーマチュア方式を採用した同社製品としては「ATH-CK9」が存在するが、新製品はドライバをデュアルにするとともに、効率的な駆動を可能とするネットワークターミナルを搭載するなどの配慮もなされている。
シンプルなカナル型イヤフォン「ATH-CKM50」も新発売。11月22日より販売開始され、価格は6300円。ATH-ANC3と同じく、新開発の12.5ミリ径ドライバーを搭載しており、5〜24000Hzというワイドレンジサウンドを再生する。また、ハウジングにドライバーユニットを直接固定する「ダイレクトマウント方式」を採用することで力強さも表現する。カラーはブラック、レッド、ホワイトの3色。
オーバーイヤータイプとしては、限定生産の“アートモニターヘッドフォン”「ATH-A900Ti」やアフリカンパドックをハウジングに利用した「ATH-ESW9」、スクウェアなハウジングデザインが特徴的な「ATH-SQ5」などが紹介された。ATH-A900Tiは「ATH-A900」をベースにしながらもハウジングをチタン製とすることで不要な振動を抑制(ATH-A900はアルミハウジング)しつつ、同時に5〜42000Hzという広い周波数特性も確保している。
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