クイックサンは、幕張メッセで開催中の「CEATC JAPAN 2007」で地上デジタル放送とWebコンテンツをシームレスに利用できる“次世代型デジタルテレビ”「ROBRO」(ロブロ)を公開した。
プロトタイプは、PC/Windowsベースで開発したもので、単一のウインドウでテレビとWebを表示できるのが特徴。またWebサイトを1つの“チャンネル”と捉え、URLをリモコンのチャンネルボタンに割り当てることができる。つまり、テレビ画面からボタン1つで特定のWebサイトへ移動できるわけだ。
「リモコンの“1”を押せばNHKになるのが当たり前。さらにわれわれのTVでは“2”を押すとYahoo!やYouTubeが表示される」(同社の安達寛高社長)。
また同社の「ナンバリングブラウザ」技術を統合したことで、Web画面ではすべてのハイパーリンクに3桁の番号が割り当てられる。リモコンのチャンネルボタンで番号を入力すればリンクに飛ぶことが可能。さらに音入力型ブラウザ「ロボットブラウザ」の統合も予定しており、実現すると音声でブラウザを操作できるようになる。
今後はWindows VistaやLinuxへの対応を予定しているほか、外付けのチューナーやTVに組み込んだ形のシステムの開発も計画中。「インターネットコンテンツは、いまだ大衆メディアになっていない。コンテンツのアクセサビリティを上げ、非PCユーザーもネットのコンテンツにアクセスできる環境を作りたい」(同氏)。
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