まあでも広い範囲を一発で撮れるというのは、屋外でなかなか楽しい。
でもこれだと単に広い範囲が撮れますね、で終わり。では縦位置にしてみよう。
無駄な空はカットしちゃって、その分手前のサポーターをいれると「サッカーを観に来ましたっ」って感じが出る。こうして見ると、陸上トラックってジャマだよね。フィールドがやたら遠い。
広角感を味わうには遠近をうまく使うこと。
屋外だとちょっと下に向けて縦位置にしてやるときれい。
縦位置で少し下を向けた方が遠くまで伸びていく感じが出る。
線路も同じ。こう撮ると実際より遠くまで線路がまっすぐ延びてるように見える。遠くのモノが小さく撮れる広角レンズのおかげだ。そのかわりに余計なものも写りがち。この写真では撮影してる自分の影がめいっぱい入ってます。
このように広角レンズで風景を撮るときは、地平線・水平線をどこに置くかが大事。
真ん中に地平線があって被写体が真ん中にあると普通の写真。あまり普通なのでちょっと自分の指を入れてみたけど。
これは水平線を上に置いて海を中心にした風景。手前にひとつ岸を入れたためちょっと遠近感が出た。
逆に空を撮るときは思いきって水平線を下の方に。そうすると28ミリ相当のコンパクトデジカメでもこれだけ空の広がりが出る。
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