ホーム画面左下の「ミュージック」がiPodの基本機能となる。それをタップする。
画面下にはプレイリスト別、アーティスト別、曲別、アルバム別と並ぶ。この分類は従来のiPodと同じだ。あとは目的のプレイリストなり曲なりを表示して、指先でタップすれば演奏開始。
アーティストや曲名はアルファベット順に並んでおり、頭文字で分類されているが、残念ながらA-Zのみで、日本語はその他扱い。
スクロールバーも何もなくただ1画面につき8行分のリストが表示されているだけだが、指で上になぞると(というより、表示されている紙を上に動かすという感覚)すすーっとスクロールする。この操作を「フリック」と呼ぶ。よくできてるのは、ゆっくり動かすと表示もゆっくり、速く指ではねるようにさっと動かすと勢いがついて高速にスクロール(そして指を離すと徐々に止まる)する点。実に感覚的で気持ちいい。右端にアルファベットが並んでいるが、ここをスクロールバーのように使うこともできる。
曲名をタップするとアルバムアートワーク(つまりジャケット写真)が大きく表示され、その上に曲名など、下に操作系が表示され、再生がはじまる。アートワーク上をタップすると、再生位置が表示される。
このように画面表示の基本は「アートワーク」である。アートワークのない曲はちょっと寂しい。iTunesStoreにあるアルバムなら、iTunes上からアートワークを取得できるが、そうでない場合は自分で探してきて張り付ける必要がある。
ほかのiPodにはあるが、iPod touchにはない機能も存在する。「歌詞表示機能」である。歌詞を見ながら聞きたい人は注意。
で、iPodには縦横を感知するセンサーがついており、横向きにすると、アルバムアートワークのカバーフローになる。指でフリックすると気持ちよくページがめくれる。
とまあ音楽機能はこんな感じであるが、ほかのiPodに比べると欠点がひとつ。それは「手探りで使えない」こと。タッチパネルだから当たり前だが、とっさに音を止めたり音量を落としたいときには従来がiPodの方が有利だ。
一応、iPod touchもその辺は考えているようで、スリープ時でも「ホームボタンをダブルタップ」すると、初期画面に簡易再生ウインドウが表示される。そこで一時停止や音量調整は可能だ。他の作業をしているときも、音楽コントロールをしたいときは「ホームボタンをダブルタップ」である。
音楽から他の機能に移りたいときはどうするか。実は「終了」がない。
「ホームボタン」なのだ。いついかなるときでも、ホームボタンを押すとホーム画面に戻るようになっている。終わったらホームボタン、困ったらホームボタンである。
ホームボタンを押してホームに戻っても音楽再生は止まらないので、音楽を聴きながら他の作業をすることもできる。
また、ホームボタンでホーム画面に戻っても、それ以前の作業位置は覚えていてくれるので、またミュージックをタップすると以前の状態にすぐ戻れる。
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