東芝の家電は「ecoスタイル」、新CMを発表

[芹澤隆徳，ITmedia]

　東芝は10月17日、白物家電商品の新しいマーケティングコンセプトとして「ecoスタイル」を採用すると発表した。あわせて10月下旬から放映する予定の新CMを披露。イメージキャラクターは、阿部寛さんと天海祐希さんだ。

東芝の西田社長（左）とCO2排出量の内訳（出展は電気事業連合会）。環境問題が取り沙汰されて以後、産業分野のCO2排出量は減少しているのに家庭は増加し続けている

　「ecoスタイル」とは、「家電製品を使って快適に暮らしながら、環境にも配慮できる新しいライフスタイルを提案するコンセプト」（同社の西田厚聡社長）。電力消費や水消費などの環境負荷を抑えた最新の家電を使うことで、“意識せず”環境に配慮できると訴える。

　具体的な商品は、東芝コンシューママーケティングが扱う冷蔵庫、洗濯機、保湿釜、レンジ、調理家電、クリーナー、エアコン、照明、電池など。同社の試算によると、6年前（2000年度）の製品がすべて新型（2006年度商品）に買い替えられた場合、年間で180万トンのCO2削減効果があるという。

　「家庭でのCO2排出量削減にいかに貢献できるか。メーカーにとっても大きな取り組みだ」（東芝コンシューママーケティングの小野聡社長）。また小野氏は、11月に「さらに環境負荷の低いエアコン新製品」を投入することも明らかにした。

　新CMは、俳優の阿部寛さんと女優の天海祐希さんが新製品を使いながら、そのメリットを簡潔に訴える、「シンプルで力強い映像」（阿部さん）という。また10月下旬からは雑誌広告やカタログ、ポスターなどにも2人が登場する。

二人とも「my箸」を持ち歩くなどエコなライフスタイルを実践中。ちなみに天海さんのお気に入りは、最長40時間もご飯を保温できるIH保湿釜“真空炊き”