マランツ コンシューマー マーケティングは10月19日、フルHD解像度のDLPプロジェクター「VP-15S1」を発表した。価格は98万円。11月中旬に発売する予定だ。
米TIの1080p対応DMDチップを搭載。ドライバーもTIの新開発「DDP3021」を2個並列動作させ、ミラー制御にくわえてガンマ処理の12bit化を実現した。これにより階調表現は従来の4倍になったという。レンズは1.45倍のマニュアルズームで、100インチなら3.23〜4.7メートルの距離で投写可能だ。
映像回路のコアとなるビデオプロセッサには、ジェナムの最新チップ「GP9351」を採用。スケーリング性能やVXPテクノロジーの能力が向上した。
またVP-11S1と大きく異なるのがデュアルアイリスの搭載。投写レンズ内と光源ランプ側の両方に絞り機構を搭載したことで、明るさとコントラストを従来よりも柔軟に設定できるようになった。
カラーホイールには直径98ミリという大口径の6セグメントタイプを採用。輝度の向上に貢献しているという。輝度は1000ANSIルーメン、コントラスト比は1万:1と、いずれも上位機「VP-11S1」を超える。
入力端子はHDMI×2のほか、コンポーネント×2、S端子×1、コンポジット×2、D-Sub 15ピン×1。HDMI端子はver.1.3準拠で12bitのDeep ColorとLip Syncをサポートしている。
外形寸法は405(幅)×158(高さ)×481(奥行き)ミリ。重量は13キログラム。すべてのキーにバックライトを搭載したリモコンが付属する。
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