(C)2007「東京タワー〜o.b.t.o」製作委員会 |
第3回本屋大賞に輝き、200万部を突破!リリー・フランキーが亡き母に捧げた自伝的小説を映画化した「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が10月24日にDVDリリースされる。
特典映像は撮影の舞台裏や未公開シーンを収めたメイキング映像「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 撮影の記録」、松岡錠司監督やリリー・フランキーのインタビュー集「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン、と関わった人々」、劇場予告編、TVスポットを収録。また52ページのスペシャルブックレットも封入。
酒乱のオトンと若くして別居したオカンは、僕を連れて炭鉱町の筑豊に帰省し、女手ひとつでボクを育ててくれた。貧しいけれど、オカンの愛によって順風満帆に育ったボクは、県外の高校へ通うため、初めてオカンと離れ下宿生活を送る。
そのまま東京の美大へ進んだボクは自堕落な生活を続けていたが、いつのまにかイラストレーター兼コラムニストとして食えるようになってきた。そんな矢先、「オカンがガンの手術で入院した」という知らせが入る。オカンを故郷にひとり残しているのが心配になったボクは、オカンを東京に呼び、同居を始めることを決意する。
メガホンをとったのは、一読者としてサイン会に足を運ぶほど原作に惚れ込んだという松岡錠司(「さよなら、クロ」「バタアシ金魚」)。ともすればマザコン映画になりかねないテーマを、抑制の効いた演出で嫌味のない感動作へと導いている。脚本はリリー・フランキーと同世代、同じ北九州出身の松尾スズキが担当。
情けなくも優しい息子と強く愛情深い母が過ごした、かけがえのない日々。親子愛という誰もが共感しやすく分かりやすいテーマだからこそ、キャスティンガも重要になってくる。主演のボクをオダギリジョー、オカンを樹木希林、オトンに小林薫、オカンの若い頃を樹木希林の実の娘・内田也哉子。このキャスティングが絶妙で、中でも樹木希林と内田也哉子の二人一役が素晴らしく、オカンの一挙一動に泣かされる。
最後は悲しみというよりは、爽やかな余韻に浸れる作品。後悔する前に、もっと親孝行しましょう。照れくさいけどね。
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