ITmedia NEWS >

H.264録画で何が変わるのか、ソニー「BDZ-L70」(3/4 ページ)

» 2007年10月26日 00時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 次にユーザーインタフェースを見てみよう。基本は従来モデルと同じXMB(クロスメディアバー)で、動作は非常に高速。他社製品とは大きく異なる操作性だが、慣れてしまえばメニューが一元化されておりシンプルで解りやすい。情報量重視ではないが、そのぶんは高速動作でカバーしている。

photo 同社のレコーダーではお馴染みになったXMB。方向キーと決定ボタンだけでほとんどの操作を行える
photophotophoto 初期設定では録画番組全てが一列に並んでしまうが、グルーピング機能を使うと検索性は一気に高まる。番組表情報を元にしたジャンル別以外にも番組表から予約した番組、おまかせ・まる録で予約した番組といった一覧も可能だ。さらに未視聴分を優先といった並べ替えも行える
photo 高速スクロール時には左側に目安となる位置表示も現れる。スクロール時には1番組分のみを文字情報を表示する事で識別性を良くするといった工夫もされている

 番組表は7列/5列×4時間、3列×1時間をワンボタンで切り替え可能。7列/5列表示では縦スクロールの速度が(XMBが高速なだけに)ちょっと気になるが、基本的に動作は軽快。チャンネル切替も行える。難点は短時間の番組が7/5列表示では空欄表示される点で、3列表示への切替を強要されてしまう。この点空欄にフォーカスを移動したらポップアップで確認できるといった工夫はほしかった気がする。なお地上アナログ放送の番組表のみ例外で1列表示になるのは従来製品と変わっていない。

photophotophoto 番組表はワンタッチで切替が可能だが、これは切替えないと全番組を確認できないからでもあるようだ。フォーカスしている番組の下の「ご存知ですか」は3列表示でしか表示されないことが分かるだろう。ジャンル別に色分けされるなど見易さにも配慮されている
photo 既に触れたようにHDD以外にBDへの直接録画も可能。繰返し録画は毎日、月〜金/土、毎×曜日といった指定のほか、「番組名」の指定も可能で、番組名を元にした繰返し録画も可能になっている。ただし録画予約の時間帯が重なる場合、録画ユニットの切替はユーザーが行う必要がある。2つの録画ユニットで録画機能が異なることも関連しているとは思うが、この点は何らかの形で半自動化程度の対応はほしいところだ

 「スゴ録」で鍛えられた自動録画機能「x-おまかせ・まる録」も、もちろんサポートする。番組ジャンル指定、キーワード指定に加えて放送波指定、複数チャンネルの指定も可能。民放のバラエティだけ、といった自動録画も可能だ。

photophoto 強力な自動録画機能ももちろん健在。ジャンル以外にキーワードでの検索も可能で、録画対象とするチャンネルを複数選択できる点も便利だ。ユーザー設定を利用すればさらに時間帯の指定、ジャンルとキーワードの両方の指定、複数キーワードの指定、除外キーワードの指定までできる。自動録画機能に関してはやはり最強といえる

 また録画に関連する機能では「気になる番組検索」機能が追加された。デジタル放送に付随する番組情報を元に、番組の出演者やキーワードに関連する番組を検索し、録画予約が行える。視聴している番組で初めて見た出演者が気になる、といった場合などに非常に便利そうな機能だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.