ユニデンは10月26日、ハイビジョン対応液晶テレビの新ラインアップを発表した。3波対応デジタルチューナーを搭載し、新たに電子番組表やデータ放送、双方向機能を搭載した。20V型から42V型までの5機種を11月初旬から順次出荷する。
型番 | 画面サイズ | 販売価格 |
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TL42DZ1(B)、TL42DZ1(W) | ワイド42V型 | 19万9800円 |
TL37DZ1(B)、TL37DZ1(W) | ワイド37V型 | 15万9800円 |
TL32DX1(B)、TL32DX1(W) | ワイド32V型 | 9万9800円 |
TL27DX1(B)、TL27DX1(W) | ワイド27V型 | 8万9800円 |
TL20DX1(B)、TL20DX1(W) | ワイド20V型 | 7万9800円 |
いずれのモデルも、基本デザインや価格は従来機種と同じ。「価格据え置き」でARIBのデジタル放送運用規格に“フル対応”したのがポイントだ。「手軽に購入できる価格帯の中で、どこまでの機能を盛り込むか。今回は地上デジタル放送の普及に伴い、デジタル放送ならではの機能を活用したいというユーザーの声に応えた」(同社デジタル家電事業本部の片岡憲保本部長)。
液晶パネルはいずれもVA方式で、42型と37型は1980×1080ピクセルのフルハイビジョン対応、32V型から20V型までの3機種は1366×768ピクセルのWXGAだ。液晶パネル一枚一枚の表示特性に対し、製造時の計測データをもとにガンマ特性を調整する「ガンマ・オプティマイゼーション」、映像の輪郭とノイズ成分を区別して輪郭だけを強調する「インテリジェントクラリティ」といった高画質技術も既存モデルを踏襲している。
ただし、時間をかけて画質調整を練り込み、「スタンダード画質設定はもちろん、とくシネマモードのブラッシュアップに取り組んだ」という。「画面が暗いシーンもノイズを排除しつつ、陰影を潰さずに表現できる」(片岡氏)。
入力端子は各モデル共通で、1080p対応のHDMI×2系統のほか、D5相当のコンポーネント×2系統、コンポジット2系統(うち1系統にS端子)を備える。PC専用の入力端子は持たないが、DVI-HDMI変換ケーブルを用いて接続するケースに備えてHDMIの映像にほかの入力端子の音声入力(アナログ2ch)を組み合わせることができる。
また同社は、据え置き型の3波対応デジタルチューナー「DT300」(B/W)を同時にリリースした。テレビと同様、ラ・テ欄式の電子番組表やデータ放送、双方向サービスに対応。価格は2万9800円でブラックとホワイトの2色を用意している。
出力端子はHDMI、D端子、S端子、コンポジットを各1系統装備。光デジタル音声出力も備え、AACの5.1ch音声やリニアPCMの出力が可能だ。i.Link端子などは持たないが、同機の視聴予約機能を使って外部レコーダーと連携させることはできる(別途録画機の録画予約が必要)。
外形寸法は、234(幅)×164(奥行き)×59(高さ)ミリ。重量は約750グラム。パッケージにはリモコンのほか、アンテナケーブルとAVケーブル、B-CASカードなどが付属する。
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