三洋電機は11月6日、ICレコーダー「DIPLY TALK」シリーズの新製品として、8Gバイトという大容量のメモリを搭載した「ICR-PS390RM」を11月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万3000円前後。
新製品は「世界最大」(同社)という8Gバイトのメモリを搭載、最長約1116時間という長時間録音を実現している(MP3モノラル:MP3 LPモード)。録音はMP3のほかリニアPCM形式でも可能となっており、録音形式にPCMを選択しても約12時間の録音が行える。MP3の音質はXHQ(1411kbps:ステレオ)/HQ(128kbps:ステレオ)/SP(64kbps:ステレオ)/LP(16kbps:モノラル)の4段階切り替えだ。
本体に搭載する8Gバイトのメモリは、暗証番号によるロックがかけられる「セキュリティ領域」(4Gバイト)とこれまで通りの「一般領域」(4Gバイト)に分割されており、セキュリティ領域については、「セキュリティ機能付きのUSBメモリ」としても利用できる。削除予定のファイルを移動させておく「ゴミ箱」も用意されており、大切なファイルをうっかり削除してしまうミスも防止できる。
マイクはL/Rにセンターを加えた3マイク構成。新開発の高感度・大口径ユニットを搭載するすることで、既存製品「ICR-S340RM」に比べて約3倍の集音性を獲得したという。マイクユニットは集音性を高めるチルトアップ機構も備えており、議事録の録音などを行う際、机の反射音やノイズを低減させることができる。録音感度は自動/マニュアルの切り替えが可能で、マニュアル時にはレベルメーターとピークランプを利用した31段階の設定が行える。
電源には単四形乾電池を1本使用し、MP3録音(SPモード)で約25時間、PCM録音時で約9時間の利用が可能(アルカリ乾電池時)。充電池「エネループ」の充電機能も備えている。付属のUSBアダプターを利用すればAC駆動も可能だ。サイズは約34.2(幅)×119.7(高さ)×13(奥行き)ミリ、約約48グラム。
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