発売日:2007年11月7日 価格:4935円 発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン 上映時間:129分(本編) 製作年度:2007年 画面サイズ:シネマスコープサイズ・スクイーズ 音声(1):DTS−HD/5.1ch/英語 音声(3):DTS/5.1ch/日本語 音声(3):DTS/5.1ch/日本語 |
死んでも死なないあいつが帰ってきた!御年52歳。絶頂期以上の活躍を見せるブルース・ウィリスに役者魂を感じずにはいられない「ダイ・ハード」シリーズの最新作が登場!今回の敵はアナログおじさんにとっては間違いなく最悪の敵、サイバーテロだ。コンピューターを駆使して国家をも大混乱に陥れる頭脳集団に我らがジョン・マクレーンはどうやって立ち向かうのか?小さなパソコン画像までも鮮明に見渡せるBlu-ray Discで、彼の活躍ぶりをチェックしてみた。
今さら説明の必要もないだろう。1988年にスクリーンに登場し、それまでのヒーロー像とはまったく異なるアクションを見せ、観客の拍手喝采を集めた「ダイ・ハード」。「3」以降、一時スクリーンからその姿を消し去っていたが、今回12年ぶりに復活。「まだまだオレは現役だぜ!」とばかりにスクリーンを銃痕と爆破の跡で埋め尽くしたブルース・ウィリス=ジョン・マクレーン。来年には、今年「ロッキー・ザ・ファイナル」でシルバー根性を見せたシルベスター・スタローンによる「ランボー」も登場するが、それに先駆ける形でのアナログヒーローの復活となった。
本作が日本で公開されたのは今年の6月末。5月は「スパイダーマン3」と「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」、その後は「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」や「トランスフォーマー」など、話題作の狭間での公開となったが、かつての神通力がどこまで通じるかが業界内でも注目を集めていた。結果は見事、初登場1位。ブルース・ウィリスのスター性を改めて証明する形となったのは、往年のファンにとってもうれしいことだった。
今回の敵となるのはハイテク技術を駆使し、国家の転覆を狙うサイバーテロ集団。首謀者であるガブリエルの年齢設定も従来とは違い、30代という若さだ。それゆえ、今回はマクレーンのみでは歯が立たず、ジャスティン・ロング演じるハッカー、マットが相棒となる訳だが、この組み合わせが絶妙で、映画に新味をもたらしている。
また第1作で小さな娘だったルーシーが大人の女性になり、父親であるマクレーンの悩みの種となっている点も時の流れ反映していると言えよう。ルーシーを演じているのは、人気ホラーシリーズの第3作「ファイナル・デッドコースター」で必死に生き延びようとする少女を演じていたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。本作でもマクレーン家の一員らしい熱演を見せてくれるのがたまらない。
その他のキャスティングも「M:i:V」のマギー・Qや映画監督のケヴィン・スミスなど映画ファンを唸らせる俳優たちが選ばれている。
メガホンをとったのは「アンダーワールド」シリーズで知られるレン・ワイズマン。若干34歳のワイズマンだが、実は子供の頃から「ダイ・ハード」シリーズの大ファンだったようで、高校時代には裏庭で友人と「ダイ・ハード」ごっこをし、「ダイ・ハード」のような自主映画まで作ったこともあるそうだ。それだけに、このシリーズの魅力は知り尽くしているし、バランスを取った上での新機軸も盛り込んでいる点が成功した秘訣なのかもしれない。
本ディスクには特典映像は収録されていないが、2枚組DVDの特典では、ストーリーを構築する上での流れがみっちり描かれているので、興味のある方は是非そちらもご覧頂きたい。
ディスクは片面2層50GB。映像の圧縮方式はMPEG-4 AVCとなっている。音声は英語オリジナルをDTS-HD MasterAudioで、日本語吹替版は劇場公開された樋浦勉バージョンとDVDオリジナルである野沢那智バージョンの2つをDTSで収録している。吹替えを2種類収録したのはDVDで見てきたファンと、日曜洋画劇場などテレビ放映で「ダイ・ハード」シリーズに親しんできた層、両方への配慮と思われるが、実に的確な判断なので、今後もこうした企画は実現し続けてもらいたいものだ。
ディスクの視聴は、プレイステーション3からヤマハのAVアンプ「DSP-AX4600」をHDMIで経由し、映像は42インチのプラズマと液晶プロジェクターによる80インチのスクリーンで行った。なお、プレイステーション3がファームアップをしていない場合は冒頭に注意書きが表示され、音飛びなどの現象が見られる場合があるので、ぜひともファームアップは行ってから再生してもらいたい。
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