オリンパスと同社の未来創造研究所は11月19日、「軸対称自由曲面レンズ」を応用して全方位の動画像をフルハイビジョン解像度(1080i)で撮影・投影できるカメラとプロジェクターの試作機を発表した。
7月に技術発表した軸対称自由曲面レンズ(→関連記事)を結像光学系(レンズ群)とともに最適化。従来は走査線760本だった解像度を上げ、画角も拡張した。
軸対称自由曲面レンズは、直径約6センチのコマのような形状をしており、このレンズに入射した光線は内部で反射して全方位へ投影される仕組み。カメラに利用した場合、天井に設置して室内を全方位見渡せるセキュリティカメラが実現できるほか、プロジェクターにしてイベントなどでドーム状のパビリオンに全方位のコンテンツを投影できるという。
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