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サム・ライミ監督率いるゴースト・ハウス・ピクチャーズが放つアクション・ホラー「ブラッド」が、12月21日にDVDリリースされる。特典映像はメイキング、キャスト&監督インタビュー、予告編集などを収録。
敏腕記者のセレディーが若い女性へ謎めいたカルト集団について取材した後、その女性が殺されてしまう。胸騒ぎを覚えたセレディーは再度調査を始めるが、逆にカルト集団に拉致され、殺されてしまう。しかし、彼女は検死所の解剖室でヴァンパイアとして復活。まぶしい日差しを避けるためにサングラスを盗み、街をさまよい歩き、のどの渇きを抑えられずにホームレスの宿泊所で男の腕を噛み切る。人として生きられなくなった彼女は、カルト集団のヴァンパイアたちに復讐を開始するのだった。
主演は「チャーリーズ・エンジェルズ」シリーズでお馴染みのルーシー・リュー。ボウガン片手に、ヴァンパイアたちを倒していきながら、ヴァンパイアとしての運命に葛藤するヒロインを見事に体現している。
セレディーと絆を深めていくベテラン刑事ローリンズを演じるのがマイケル・チクリス。といってもピンとこないかもしれないが、「ファンタスティック・フォー」シリーズの怪力・岩男役の彼である。岩石のような肉体に変化してしまい、苦悩するキャラクターも魅力的だったが、ここでもヴァンパイア集団に娘を襲われ復讐に走る父親を好演。一般人を殺したセレディーとの関係が、追う者と追われる者からパートナーへと変化していく展開が、今までのヴァンパイア映画と一味違って面白い。
また、ヴァンパイアたちが血を吸うスタイルも斬新。十字架で首筋の血管を切り裂き、溢れ出る血をまるでゾンビのように吸うのだ。
メガホンをとったのは「ゴシカ」や「スネーク・フライト」の脚本で知られるセバスチャン・グティエレス監督。
「アンダーワールド」「ブレイド」など近年のヴァンパイア映画と比べると、派手なアクションシーンは少なく、華やかさに欠けるが、ヴァンパイア・ハンターと化したルーシー・リューはカッコよく、同じ悲しみを背負った者同士のドラマ部分も見ごたえがあるので、ホラー好きは押さえておきたい1本。
関連サイト:http://www.blood-movie.jp/top.html(公式サイト)
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