日立製作所は11月21日、人間の生活を支援するサービスロボット「EMIEW 2」を発表した。2005年に発表され、「愛・地球博」でデモンストレーションを行った「EMIEW」が進化。身長80センチ、体重13キロと小型化するとともに、機敏かつ安定した動作を実現する足車輪型移動機構を備えた。
EMIEWは、「Excellent Mobility and Interactive Existence as Workmate」の略。その名の通り人間の“仕事仲間”になることを目指して開発されたロボットだ。先代「EMIEW」は、セグウェイライクな二輪移動機構を備えていたが、今回は2輪と4輪に変形する。移動時はEMIEWと同様の2輪による高速移動(時速6キロメートル)が可能。停止したときや作業を行うときは安定した4輪姿勢に変わる。
また、EMIEWの音声コミュニケーション機能や歩く人の間をぬって移動する“障害物回避技術”を継承したほか、昨年3月に発表した自律移動技術も備えた。これにより、オフィスでは通路や机の配置に関わらず自分で移動経路を見つけ、行き交う人の間をぬって書類や飲み物を届けたり、訪問者を案内することができるという。
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