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» 2007年11月27日 08時30分 公開

変わらない大切さ――「GR DIGITAL II」レビュー(3/6 ページ)

[小山安博,ITmedia]

高度な撮影機能が満載

 撮影はオートモードに加え、P/A/Mのマニュアルモードも搭載。せっかくのGR DIGITALなのだから、せめてPモード、できればAかMモードでの撮影をおすすめしたい。シャッタースピードは180、120、60、30、15、8、4、2、1〜1/2000秒、絞りはF11までと幅広い。ただし、P/A/M時はF9まで、F7.1以上はNDフィルターを併用している。

 AF方式はCCD-AFと外光パッシブの併用からCCD-AFのみに変更された。両者の違いに関しては検証できなかったが、AFスピードが極端に遅くなったというイメージはなかった。ただ、ピントが外れるシーンが何度かあり、それが併用方式でなくなったからかどうかまでは分からない(多少難しい被写体ではあったのは確かだが)。

 先代と同様に正面のダイヤルで絞りを、背面のADJ.ボタンでシャッタースピードを変更する。素早く数値を変えたいとき、ダイヤルだと素早く回転させればいいが、GR DIGITAL IIのADJ.ボタンのように「倒す」タイプだと、連続して何度も倒すか、倒しっぱなしにして数値が変化するのを待たなければならず、この点に限っていえばダイヤルの方が良い。ただ、個人的にはADJ.ボタンとしてボタンを押せる方が便利だと思う。

 撮影のレスポンスは快適。起動もAFも撮影間隔も十分なスピード。何よりうれしいのは、RAW撮影時の快適さだ。リコーはRAWフォーマットとしてAdobeの提唱するDNGを採用するが、先代はこのDNGの記録に時間がかかり、正直、常用する気にはなれなかった。

 GR DIGITAL IIでは、記録時間自体も高速化を図ったことに加え、記録中にも操作を受け付けるようになったため、RAW撮影が現実的になった(RAW撮影後すぐに電源を切ろうとすると「メモリー書き込み中」と表示され、その後電源が切れる)。

 撮影機能に関しては、フラッシュの調光補正や被写界深度表示機能など、便利な機能が追加された。特に便利なのが内蔵の電子水準器。バー表示でカメラの傾きを表示してくれ、楽に水平が取れるようになった。

photophoto 新たに搭載された電子水準器。縦撮影時も利用できる。グリッド表示もあるが、水準器を使った方がより確実に水平を保って撮影できる。外部ファインダーを使っているときは、水平が取れたときに音で知らせてくれて便利

 GX100に搭載された「アスペクト比1:1モード」も追加された。GX100がJPEGのみだったが、GR DIGITAL IIではRAWでの1:1モードにも対応。使いどころは難しいが、面白い機能だ。

photophoto 距離計の緑のバーが被写界深度表示機能。絞りを開くと緑のバーが短くなり、被写体までの距離が短くなっても短くなる(左)、新たに追加されたノイズリダクション機能。デフォルトはオフ(右)

 そのほか、白黒(TE)設定も新搭載。普通の白黒に対し、セピア/赤/緑/青/紫を加えた白黒写真が撮影できる。

photophoto 色を加えた白黒写真が撮れる「白黒(TE)」

 なお、フラッシュの調光補正、白黒(TE)設定など、いくつかの機能は先代でもファームアップで既に対応している。そのため、先代との違いは正直なところ、それほど多くはない。

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