ITmedia NEWS >
レビュー
» 2007年12月20日 00時00分 公開

シンプルからミニマルへ進化した液晶テレビ、ユニデン「TL42DZ1」 (2/3)

[坪山博貴,ITmedia]

 操作性は良く考えられている。番組表ボタンを押すと現在の番組表がさっと表示され、番組表ボタンでも戻るボタンでも終了できる。番組表中のフォーカスに連動してチャンネルが切り替わり、番組表の外枠の映像と音声で放送中の番組内容を確認することが可能。つまり番組表で番組名を確認しながらチャンネル切替にも利用できるわけだ。

 4方向ボタンでのスクロール速度は一般的なレベルだが、時間方向はページスクロールが可能で、こちらは一瞬で切り替わる。またチャンネル間の移動はチャンネルアップ/ダウンボタンのほか、チャンネルボタンによるダイレクトな移動をサポート。この場合の表示切替もほぼ瞬間的だ。画面あたりの一覧性は決して高くないが、動作が軽快なのでストレスは感じない。操作も極めて直感的といえる。

 本機の場合、外部レコーダーとの連携による録画機能などは持たないため、電子番組表を視聴専用に割り切ることができた。とはいえ、この軽快感は中々のものだ。

 データ放送にも対応した。番組内容と連携した情報はもちろん、天気予報などがほぼいつでも確認できる。また最近は深夜の通販番組などでは自動的にデータ放送表示に切り替わるなどデータ放送を積極的に活用する例もあり、対応したメリットは大きい。基本的にはユーザーが意図してデータ放送ボタンを押さなければ表示されないので、対応することによるデメリットもほとんどない。

テレビとしての基本的な使い勝手も上々

 ではテレビとしての使い勝手はどうだろう。意外と気になるチャンネル切替のレスポンスに関しては、地上デジタル放送で音声が切り替わるのに2.2〜3秒、映像表示までさらにコンマ2秒程度であり、ほぼ標準レベル。チャンネルアップダウンボタンの先読み動作も的確で、1つ2つチャンネルを飛ばして……といった操作でも余分な待ち時間はほとんどない。

photo 整然とボタンが並ぶ付属リモコン。利用頻度の高そうな機能はほぼワンボタンで呼び出せる

 画質調整もシンプルだが、それだけに使い勝手は良好。調整項目を選択するとガイドが画面下部に小さな面積で表示され、調整がリアルタイムで映像に反映される。いわゆる画質を徹底的に追い込むといった調整機能は備えていないが、好みの画質に仕立て上げるのは苦ではない。

 プリセットの映像モードは「スタンダード」「あざやか」「シネマ」の3種類で、これに「ユーザー」が加わる。もちろんプリセットされた映像モードも調整可能で、計4つの映像モードを切り替えて利用できる。残念なのは、入力ごとに調整ができない点と、プリセットの呼び出しがワンタッチではできない点だろうか。どちらか備えてくれるとマルチソースなユーザーには便利だと思う。

photophoto 画質設定の項目は必要最小限。その代わり、マニュアルとにらっめこしないと意味が分からないような項目はない(左)。設定項目を選択すると、このように画面下部にガイド画面が表示され映像を確認しながら調整できる(右)

 放送波の切替用には「地上」「BS/CS」の2つのボタンが用意され、任意の放送波に最大でも2回の操作で到達できる。例えば地上デジタルとBSデジタルしか見ない場合、実質は1回の操作で2つの放送波を行き来が可能。「地上」は地上デジタルとアナログ、「BS/CS」はBSデジタルと110度CSデジタルの切替も兼務しているが、最後に選択していた放送波がまず選択されるからだ。また入力切替はローテーション方式だが、未使用の入力をスキップしたり、接続機器の種別を割り当てるといった機能を備えている。

 では画質を見ていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.