人語を話す猫に逆立ちする犬、はては表情豊かな音楽ロボットまで――セガトイズは2008年の重点商品として各種のロボット玩具を投入する。今週開催された「TOYフォーラム2008」で公開した。
「ODO」は、ロボットベンチャー・ゼットエムピー(ZMP)とのコラボレーションで実現した低価格な音楽ロボットだ。ZMPの「miuro」とコンセプトやデザインを共有した「いわば弟分」(同社)。10万円のmiuroに対し、こちらは1万5540円(予価)である。
muiroと比べると無線LANやiPodドックなど多くの機能が省略されているが、“移動するiPodスピーカー”としての機能は備えた。本体の左右には2つのホイールを装備していて、付属のリモコンを操作すれば、前進/後退および左右の方向転換が可能。また3ワット+3ワットのアンプとステレオスピーカーを内蔵している。
ポータブルオーディオとはミニピンジャックのケーブルで接続するスタイルのため、リモコンでオーディオプレーヤーを操作することはできない。またカメラやネットワーク機能もないからPC連携も不可能だ。しかし、代わりにODOには玩具メーカーらしいアレンジが加えられた。
まずは、前面の液晶ディスプレイに注目してほしい。ここには表情豊かな顔文字(?)を表示可能で、音楽を再生するとそのテンポに合わせて表情を変えつつ動き回る。例えば軽快なテンポの曲では「>w<」と嬉しそうな顔に。また本体が回転しているときは「@o@」(←若干、表現は違います)といったイメージだ。さらに、ときどき「ピポ」と鳴いたり、本体に触ると表情を変えるなど、とにかく愛嬌があるロボットに仕上げた。「ODOという名前は、『踊る』『驚き』の意味。ペットっぽく遊べるロボットにしました」(同社)。
音質と機能を追求したmiuroが“ストイックな兄貴”なら、ODOは“やんちゃな弟”といった雰囲気。7月の発売が待ち遠しいロボットだ。
低価格ながら、リアルな外観とツボをおさえた仕草が面白い「夢のペットシリーズ」にもバリエーション豊かな動物たちが仲間入りする。
まずは人語をしゃべる「夢ねこハート」。普段は「にゃーにゃー」と普通に鳴いているが、付属の首輪を装着すると人語をしゃべりだす。「なでなでしてよ」「うれしいなぁ〜」など、おしゃべりのパターンは333。ちなみに、しっぽを触ると「ちょっとぉー」と怒りだす。9月4日発売予定で、価格は1万290円。
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