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ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」(2001)のハリウッドリメイク版「幸せのレシピ」が、2月8日にDVDリリースされる。特典はキャストインタビューと舞台裏が楽しめる22分のメイキング映像を収録。なお、Blu-ray DiscはDVDと同日に、HD DVDは2月29日にリリースされる。特典はDVD版に加え、アーロン・エッカートとアビゲイル・ブレスリンが出演した料理番組“幸せのクッキング”を収録。価格は各4980円。
マンハッタンの人気レストランで料理長を務めるケイトは、妥協をしらない完璧主義者。他人に厳しいが、自分にも厳しく、そのための努力も惜しまない。毎朝4時に起きて食材を買い付けに行き、厨房に入れば隅々まで目を配り料理人たちを仕切り、正確に料理を仕上げていく。
そんな彼女に大きな試練が訪れる。シングルマザーの実姉が事故で亡くなり、身寄りのない9歳の姪ゾーイを引き取ることになったのだ。悲しみのあまり心を閉ざすゾーイに、さすがのケイトも振り回され、仕事を休むハメに。
ケイトがいない間、厨房にはイタリアかぶれの新シェフ・ニックが入ってくる。陽気なニックはすぐに厨房の人気者になるが、復帰したケイトとは衝突ばかり。しかも、ケイトの料理は食べないけれど、ニックの賄いは美味しそうに口に頬張るゾーイ。
果たして、ケイトはゾーイと信頼関係を築けるのか?自分のテリトリーを侵すライバル関係のニックとは恋に発展するのだろうか?
まず、見どころのひとつがキャスティング。料理の達人で美人だが、客とはケンカするわ、部下とのコミュニケーションはとれないわ、心にゆとりのないヒロインをキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じる。ゴージャスなゼタ=ジョーンズが繊細なフランス料理にはミスマッチのような気がするが、その貫禄で腕利きシェフ役にピッタリ。対するお相手のニックは実によく出来た魅力的な男で、アーロン・エッカートが文句なしのハマり役だ。名子役アビゲイル・ブリスリンも「リトル・ミス・サンシャイン」に続いての好演。
レストランが舞台となれば、もうひとつの主役は料理。メインディッシュからデザート、ニックの賄い料理まで、目とお腹をたっぷりと刺激してくれる料理の数々が楽しめる。
予定調和な展開ながら、ハリウッド王道のラブ・コメディとしてよく出来ている。人との関わり方など、考えさせられる部分も多い。もちろん女性ターゲットの作品だが、女王様タイプの女性の口説き方を学べるという点で、男性も見て損はなし。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/noreservations/(公式サイト)
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