日立製作所は1月22日、ハイビジョンビデオカメラの新製品「DZ-BD9H」「DZ-HD90」を2月12日より順次販売開始すると発表した。価格はいずれもオープン。実売想定価格はBlu-ray DiscとHDDのハイブリッドタイプの「DZ-BD9H」が18万円前後、HDDタイプの「DZ-HD90」が14万円前後。
DZ-BD9Hは同社が昨年発表した“BDカム Wooo”「DZ-BD7H」に比べ、HDD容量が30Gバイトから60Gバイトへ増量されており、HDDには1920×1080ピクセルのフルHD映像を最長約9時間録画できる(HXモード)。解像度を1440×1080ピクセルとするHF/HSモード(ビットレートは約11Mbps/約7.5Mbps)ならばそれぞれ約12時間/約18時間の長時間撮影が行える。
そのほかの特徴はDZ-BD7Hとほぼ同一で、撮像素子には1/2.8インチ 総画素約530万画素(動画有効画素数207万画素、静止画有効画素数432万画素)のプログレッシブ 原色フィルターCMOSを搭載しており、動画で1920×1080ピクセル、静止画では2400×1800ピクセルの撮影が可能だ。
Blu-ray DiscドライブはBD-R/REのほかDVD-R/RW/RAMへの記録が行え、BD-R/REにはMPEG-4 AVC/H.264、DVD-R/RW/RAMにはMPEG-2を利用する(DVDへの記録はSD解像度のみ)。BD-R/RE利用時には、約1時間のフルHD解像度(1920×1080ピクセル)の映像が保存できる。
HDDに録画した映像をハイビジョンのままBD-R/REへ、またはSDへコンバートしてDVD-R/RW/RAMへダビングする機能も備える。ダビング時には「ダビングしていないシーンのみをダビング」「HDD全体をダビング」「指定日の映像のみをダビング」「任意のシーンのみをダビング」と4つの方法を選択可能。サムネイル画像付きBDメニューの作製も行える。
DZ-HD90はDZ-BD9Hと同一の光学系・記録系を備え、BDドライブを省いた製品。本製品のみの特徴として、市販の外付け型Blu-ray Discドライブ(動作確認機種は「BRD-UXH6」)をeSATa接続し、PCなしでのBD/DVDメディアへのダビングできる。外付けドライブ利用時には12センチメディアが利用できるため、フルHD(HXモード)の映像も約3時間が1枚のメディアに収録できる。また、モニターの視野角も水平垂直135度の高視野角タイプを搭載する。
両モデルのレンズは動画撮影時で約47〜470ミリ、静止画撮影時で約34.5〜345ミリ(いずれも35ミリ換算)。デジタルズームの併用で最大240倍までの望遠が行える。レンズフィルター径は43ミリ。サイズはDZ-BD9Hが80(幅)×87(高さ)×165(奥行き)ミリ・約705グラム、DZ-HD90が75(幅)×69(高さ)×126(奥行き)ミリ、約500グラム(重量はいずれも同梱バッテリー装着時)。
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