ロジテックの「LTV-1S700WP」は防水仕様のワンセグテレビだ。ワンセグ放送を受信する端末としては現在、携帯電話が最もポピュラーな存在であり、最近ではKDDIの「W53SA」や「W61CA」防水性能を備えた機種もあるが、いずれも“ケータイ”であり、テレビという言葉から想像される大画面や操作の簡便さは備えているとは言い難い。
LTV-1S700WPは三洋電機の「LVT-WD40」(レビュー)と同様、シンプルなワンセグテレビに防水性能を持たせた「防水ワンセグテレビ」とよべる製品だが、細部を見てみると違いは多い。
最も本製品で目を引くのが7型ワイドという大型の液晶画面だ。ポータブルDVDプレーヤーでは採用例のあるサイズだが、ワンセグ受信を専用とする機器での採用例はあまり多くない。サイズは40(幅)×8.3(奥行き)×86.5(高さ)ミリで、電源を入れていないと大型のデジタルフォトフレームといった雰囲気だ。
前面にはステレオスピーカーを内蔵しており、電源/メニュー呼び出し/選局/音量調節のボタンが横一列に並ぶ。右側面にはアンテナ接続端子とAC入力端子が用意されている。背面にはくぼみが設けられているが、これは壁面固定用アダプターの取り付け用だ。底面にはスライド式のスタンドが内蔵されており、引き出すと卓上でも安定した利用が行える。
テレビとしての機能はシンプル。EPG/音声多重/字幕の表示に対応するが、EPGを利用した視聴予約は行えない。メニューボタンから呼び出せる項目もチャンネル登録やチャンネルリスト登録、番組表表示、字幕表示設定など一般的なもののみ。画質調整に関しては、10段階の画面輝度調整が用意されているだけ。なお、本体に内蔵メモリやメモリーカードスロットなどは備えておらず、録画は行えない。
本体にはバッテリーを内蔵しており、満充電状態ではバッテリーのみで約3時間のワンセグ視聴が可能だ。ただ、充電用のスタンド(クレードル)は用意されておらず、充電する度にAC入力端子のゴムキャップを外す必要がある。手軽さをアップさせるためにも、充電スタンドが欲しかったところだ。
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