ケロン軍の地球侵略前線基地が“食玩”になった。
バンダイの「それいけ発進!! ケロロアイランドであります」は、1個399円のパッケージを5つ集めると、全高17センチの基地ができあがる“合体食玩”。一応は低年齢層をターゲットにしているらしいが、ほぼ大人買い前提の仕様である。さっそく編集部の大人総動員(平均年齢32歳)で作ってみた。
各パッケージは、「ケロロ&Aパーツ」「ギロロ&Bパーツ」といった具合に、ケロロ小隊の小さなフィギュアと島のパーツがセットになっている。また、ギロロには「マグマスイマー」、タママには「ロードランジャー」など、お馴染みのメカが付属。手動のギミックで島から“発進”できるという。
組み立ては簡単だ。箱の中には半完成品の状態でパーツ類が入っているため、パッケージの裏側に書かれている図を見ながら組み合わせるだけでいい。付属のシールを貼り付ければ、もう完成。チューインガムの味がなくなる前に作業は終了する。ちなみにソーダ味。
ケロロアイランドはギミック満載だ。メインは、島の周囲に敷設されたレールの上をトロッコに乗ったケロロたちが駆けめぐる「スペースワープ」的な転がりギミック。レール上にはルートを変更するガイドがいくつも用意されていて、例えばギロロのマークが入ったガイドを動かすと、トロッコはマグマスイマーの搭乗口へまっしぐら。島の裏側にある青いボタンを押し込めば、ドアが開いてギロロを乗せたマグマスイマーが発進する仕組みだ。
ケロロの場合はさらに凝っている。トロッコは、専用アームを使って山頂のドームへ。ここでボタンを押すと、ドームが左右に割れて「ケロロロボMk II」がせり上がってくるのだ。サンダーバード基地や光子力研究所にも匹敵する無駄なカモフラージュとアクションがうれしい。なお、トロッコを山頂まで持ち上げるエスカレーターを含め、基本的にすべてのギミックが“手動”である。
島の裏側には会議室が用意されていた。トロッコから外したフィギュアを椅子に座らせると、恒例の地球侵略作戦会議がスタート。ギミックやアクションはとくに用意されていないため、一向に進まない会議の様子を心ゆくまで堪能できる。
「それいけ発進!! ケロロアイランド」は、3月31日以降、全国のホビーショップやコンビニで順次発売される。週末に子どもと一緒に組み立てるのも良し。自宅で密かに楽しむも良し。ただし、全高17センチのアイランドを会社のデスクに置くと目立ち過ぎるので注意しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR