記録先はメモリースティックDuoで、本体に8Gバイトのメディアが1枚付属する。
動画の撮影モードはHDとSDがあるけれども、HDだけで4種類。
FHはフルHD(1920×1080ピクセル)で16Mbps。8Gバイトのメディアだと約55分。その下がHQモード、さらに7MpsのSPモード、5MbpsのLPモードとあるがどれも1440×1080でビットレートが異なる。フォーマットはどれもAVCHD(SD時はMPEG-2)。
静止画は、静止画モード時は4:3で400万画素相当、16:9で300万画素相当の絵が撮れる。動画モード時の静止画撮影(動画撮影中でも使用可能)では1920×1080ピクセル(210万画素相当)となる。
もともとのセンサーの有効画素数が200万画素以下なので、無理に400万画素相当で撮るより、動画モードのまま撮ってもいいかと思う。発色は悪くはないけれども、あくまでもビデオカメラ。写真用としては本職のデジカメに比べると画質は劣るし、暗所にも弱い。
バッテリーはインフォリチウムHタイプ。他のハンディカムは大容量バッテリーを搭載することで撮影時間を延ばせるが、TG1はこのバッテリーのみである。
続いて撮った映像をどう見るか。
独立した録画・再生切り替えスイッチはなく、タッチパネル左下にある再生ボタンを触って再生モードにする。
テレビに接続して見るときは本体のミニHDMI端子にHDMIケーブルを直結するか、付属のケーブルやクレードルを使ってアナログ出力(D端子対応)を行う。HDMIケーブルが付属しないのは残念だが、画質を考えたらHDMIでHDTVに出力して見たい。
PCに接続するときはUSBで。付属の「Picture Motion Browser」で自動取込、閲覧や簡単な編集ができるほか、一度転送してしまえば、他のAVCHD対応ソフト(といってもまだ数は少ないが)での閲覧も可能だ。AVCHDのフルHD映像をパソコンで処理するのはまだ重くてソフトウエアも少ないけれども、AVCHDが普及していけば環境はどんどん整っていくだろう。
付属ソフトはWindows用のみだが、Macの場合はiMovie 08がAVCHDに対応しており(ただしIntelCPU搭載Macのみ)、こちらを利用しても自動的に読み込んで保存してくれる。
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