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リゾートを満喫できるフィジーの離島写真紀行

» 2008年06月16日 07時21分 公開
[小山安博,ITmedia]

 前回はちょっと地味なフィジーを紹介したが、“南国フィジー”として想像するようなリゾートを満喫したいなら離島に行くのがいい。なお、写真は前回同様にオリンパス「E-420」をメインに撮影している。

 多くの小さな島を抱えるフィジーでは、無人島でもリゾートとして開発されているところが多い。そうしたところへ訪れれば、静かで美しい海と空を持つ、イメージ通りの「南の島」を心ゆくまで堪能できる。

photo デナラウから高速船で20分ほどの位置にあるSouth Sea Islandは、日帰りで行くのにお勧めの小さい島。船から見るとおもちゃのようにも見える

 日本人に有名なリゾートアイランドといえばマナ島(Mana)。首都のあるビチレブ島西部デナラウ(Denaru)からは高速船で1時間30分ほど。

 このマナ島は地元の人から「日本人の島」と呼ばれるぐらいで、島にある唯一のホテルには日本人スタッフも多く、設備も充実していているので安心して楽しめる。日本から予約をすればナンディの空港から直接島に渡ることも可能なようだ。ナンディには日本の旅行代理店の支店もあり、日本語で予約できる。

photophoto デナラウからマナ島までに到着する島には、高速船から船に乗り換えていく。マナ島は桟橋があるので乗り降りはしやすい。このときは雲が多めだったが、それでもびっくりするほど美しい(左)、マナ島の桟橋。雲が抜けると青空が広がり、一気にリゾート感が高まる。ちなみにフィジーの6月は冬。昼間は適度に暑く、夜は涼しく過ごしやすい(右)

 シュノーケリングやカヌーのような「エンジンを使わない」アクティビティは無料で貸し出しがあり、パラセーリングやスキューバダイビングも可能。曜日によってはポリネシアンダンスや現地の伝統料理「ロボ」のデモもあって、少々割高だが南国フィジーを十分に楽しめる。

photo 美しい海と砂浜を持つリゾート地がこのマナ島。スタッフによると、最近トンガで海底火山の噴火があったらしく、砂浜には黒い軽石が普段より多く打ち付けられていたそうだ

 ところで、このホテルは裏方を含めて従業員のほとんどがいわゆるフィジー人(フィジー系フィジー人)で、インド系フィジー人はほとんど見かけない。フィジーは全人口の半数がインド系フィジー人で、ビチレブ島では頻繁に見かけるインド系がいないのだ。

photo マナ島唯一のホテルである「Mana Island Resort」。環境もサービスも快適
photo マナ島に沈む夕日。帰りの高速船から

 マナ島には古くからのフィジー系の聖域があり、優先的にフィジー系を雇っているかららしい。マナ島ではリゾートは存分に楽しめるが、フィジー系とインド系が入り交じった独特のフィジーらしい雰囲気は味わえない。

photo マナ島のNorth Beachは、50メートルほども泳げば一面に珊瑚礁が広がる。美しい魚にも多く出会え、シュノーケリングでも簡単に魚を撮影できる。これはソニーの防水デジカメ“サイバーショット”「DSC-U60」で撮影したもの

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