「うまい棒」に「ガリガリ君」、そして「バブリーバブルバス」。変な入浴剤を相次いで投入してきたバンダイが次に目をつけたのは“お口の恋人”だった。
バンダイは、ロッテのガムをモチーフにした「ロッテガム入浴剤」を夏に発売する。ラインアップは、「クイッククエンチ」「コーヒーガム」など5種類で、価格は各250円。
ロッテの「クイッククエンチ」といえば、昭和53年から平成4年まで販売されていたレモン味のガム。おそらくクエン酸を意識したであろうネーミングとさわやかな酸味で、スポーツをした後の定番ガムだった。
一方のコーヒーガムは、昭和37年から平成2年まで販売されたロングセラー商品。発売当時は貴重品であったコーヒーの味が手軽に味わえるということで人気を集めたという。子どものころにこのガムをかみ“大人の気分”を楽しんだ人も多いはずだ。
そのほかにも「ブルーベリーガム」「梅ガム」「グリーンガム」と、いずれ劣らぬ名作ガムばかり5種類をラインアップ。ガムの香りはもちろん、お湯の色もそれぞれのイメージを忠実に再現したという。また、梅ガムとブルーベリーガムは本家ロッテがパッケージデザインを変更する予定だが、入浴剤のほうは従来通りのデザインを使用する。
コーヒーガム入浴剤の香りをかいでみた。
「コーヒーガムの香りでしょう? ちゃんとしたコーヒーではなくて、あのコーヒーガムの香りです」(バンダイ)。
かなり微妙な言い回しだが、言われてみると確かにその通り。ちゃんとしたコーヒーではなく(失礼)、甘ったるい中に少し苦みの混じったような、いわゆる“コーヒーガムの香り”だ。
バンダイのロッテガム入浴剤は、8月に発売される予定。かつてコーヒーガムに“大人”を感じた世代なら、懐かしい香りに浸ってみるのもいいかもしれない。
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