年に一度のおもちゃの祭典「東京おもちゃショー」が6月19日から22日に開催された。今年も週末の2日間(21日と22日)は一般に公開され、あいにくの天候にもかかわらず、主催者側の見込みを大きく上回る14万3440人が会場に足を運んだという。
おもちゃショーは年に1回のため、おもちゃメーカーは秋から冬に投入する製品まで、この時期にお披露目するケースが多い。そうした事情もあって、会場には3万6000アイテムもの多彩なおもちゃが並んだ。今回はその中から、いろいろな意味でコダワリを感じる製品を紹介しよう。
まずは、発表記事で話題になったエポック社の“肉球”キーホルダー「プニッとやみつき にゃウンド肉球」だ。
全国の猫好きを代表してぷにぷにしてみた。
ネコ好きにはたまらない、あの肉球の感触を忠実に再現。しかも肉球を押すたびに「にゃん♪」というボイスが流れ、29(にく)回押すと秘密ボイスも聞くことができる。ちなみに「にゃん♪」と鳴くのは本物の猫じゃなくて、ある有名な声優さん(もちろん女性)。猫以外のスキモノ需要まで取り込める製品に仕上げた。
なお“某有名声優”の名前に関しては、マーケティングの都合で非公開(あとで同社サイトで公表するという)。あえて一言だけ書かせてもらうと、とても気が抜ける、なごみ系の声であった。
プニッとやみつき にゃウンド肉球は、9月発売予定。価格は580円。
猫とくれば、やっぱり次は犬だろう。セガトイズの「夢いぬ DX ゴールデンレトリバー」は、飼いたくてもなかなか飼えない大型犬「ゴールデンレトリバー」をモデルにしたペットロボットだ。
リアルなしぐさで知られる「夢のロボット」シリーズの中でも、今回は“DX”をうたうだけにコダワリの仕様。ほえたり、しっぽを振ったり、自然な反応としぐさで、犬を飼っている気分を味わえる。また音声認識機能も搭載。「Sit」(おすわり)、「Lie Down」(おすわり)など英語の命令を聞き分け、ちゃんと従う。その様子は、ぜひ動画で確認してほしい。きっと驚く。
「夢いぬ DX ゴールデンレトリバー」は9月26日に発売予定。価格は3万4650円。
エポック社の「新幹線 鉄ジャンゲーム」は、麻雀を単純化したような“鉄道絵合わせゲーム”だ。
遊び方は簡単。新幹線の車両が描かれた牌(?)をつなげて「先頭車・中間車・後尾車」の3両1編成をつくる。グリーン車は麻雀のドラにあたる高得点パイだ。
ちなみに「グリーン車の位置が、それぞれ実際の新幹線車両と同じ」あたりが、開発者のこだわりを感じるポイントである。
新幹線 鉄ジャンゲームは、3129円で9月発売予定。
「QFO」や「エアロスパイダー」など、RC/赤外線コントロール玩具が豊作の「東京おもちゃショー2008」にあって、展示は地味ながらも物欲をそそられるアイテムを発見した。それが、シー・シー・ピーのマイクロ潜水艦「U-Diver」だ。
全長13センチ。手のひらから少しはみ出る程度のサイズながら、船底に本格的なバラスト機構を装備しており、リモコンのボタン1発で素早く潜降/浮上する。もちろん左右の前進/後退や左右の転回も可能。大きな水槽と一緒に購入したくなる。
「U-Diver」の価格は7329円。9月ごろに発売する予定だ。
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