3番目のポイントは視線の高さ。よく「犬の目線で撮る」ってこと。
このようにちょっと上から撮るより、目線ぎりぎりの低さで取った方が「ぺちゃっ」と待機してる感じがよくでる。
手を揃えてる姿なんかは、望遠+ローアングルで撮るとなかなか可愛い。
でもあえて上から撮るってこともある。
おもちゃをくわえた瞬間を上から撮ってみた。
よくないのは中途半端に人間目線で撮っちゃうこと。角度とズーミングで姿形の写り方は大きく変わるモノ。その辺は臨機応変に楽しもう。そのペットの一番いい姿を知ってるのはやはり飼い主だから。
もしデジタル一眼レフを持っているなら、一眼レフの高性能と拡張性を生かした撮影に挑戦してみたい。
この2枚は同じカメラとレンズで撮ったモノ。あまりに写りが違ってて笑っちゃうのだが、2枚目は外付けフラッシュを使って撮った写真だ。
ポイントは「外付けフラッシュの発光部を上に向けている」こと。光りを直接当てるのではなく、天井や壁に反射させること。「バウンスさせる」というのだけれども、これだと反射光になるので光が柔らかくなるし、全体的に明るくなるし、フラッシュによる不自然な影も出ない。
さらに、バウンス発光は効率が悪い(発光した光が全体に拡散するから肝心の被写体に届く分が減っちゃう)のでそれなりに光量が大きなフラッシュじゃないと明るさが足りない。
それには発光部を動かせるタイプの外付けフラッシュが必要だ。
今回使ったのは超小型ながらバウンス発光が可能だけど、バウンスで使うにはちょっと光量が足りないかな、という製品。本格的に撮るならもうちょっと大きなフラッシュがオススめ。
外付けフラッシュをバウンス発光させると、窓を背景にした逆光写真でも何の問題もなく普通に撮れる。むしろ、いい感じに撮れる。
一眼レフだとファインダーをのぞかなければならないので(一部のライブビュー機能付きモデルを除く)ローアングル撮影が難しいけれども、そういうときは……一眼レフのAF性能と自分のカンを信じて、ファインダーをのぞかずに撮っちゃう。
結構なんとかなるもの。
カメラを縦にして光を横から反射させるという技も使える。もうちょっと高価な外付けフラッシュだといろんな方向に発光部を向けられるので、それだけでちょっと違った光りの当て方ができて面白い。
この「バウンス発光」という技は、室内で赤ちゃんや子供を撮るときも有効なので、覚えておくといい。
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